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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二
 ■【締切3日前!】「20周年記念JTF翻訳祭」 開催のお知らせ
 ■「ビジネス技術実用英語大辞典 V5 英和編&和英編」レビュー
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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二

 ◇ビジネスの流れ

 ●休みの取り方

 しばらくメールマガジンの執筆をお休みしてしまったからというわけで
 はありませんが……
 今回は「休みの取り方」です。

 翻訳は受注産業なので、基本的に、断った仕事は別の人のところへ行っ
 てしまいます。つまり、休めばそれだけ収入が減ります。また、断ると
 次の打診がなくなるのではないかと心配で、「休みをとることなど考え
 られない」という人もいるようです。

 一方、毎年、2週間、3週間という長期で旅に出てしまう人もいます。
 もちろん、 そういう長期だけが休みではなく、週末や平日など、ふだ
 んのお休みというのも大事です。

 ◎休みをとったら仕事が来なくなるのか

 休みをとっただけで仕事が来なくなるということはありません。1年
 365日、仕事をしているはずがないのは、皆、わかっているわけですか
 ら。

 ただし、休みをとる時の対応が悪くて大きな迷惑をかけてしまうと取引
 先の評価表に×印がつくおそれがあります。要するに、休みの取り方が
 問題ということです。

 ◎休みの形式

 まず、なにをもって「休み」というのでしょうか。「いや、休みは休み
 でしかないでしょう」と思うのは、ちょっと頭が固いと思います。

 1. 仕事はまったくしない
 2. ある程度は仕事もする
 3. 仕事があればあるだけする

「3は休みじゃないだろう」と思う方もおられるかもしれませんね。でも、
 そうとばかりは言えないと思います。自宅よりもずっと環境のいい場所
 に滞在し、仕事があればするしなければそのあたりでゆっくりするとい
 う「休み方」もあるのではないでしょうか。それでもなお、びっちり仕
 事をするのはイヤだと思うなら、あるいはそこまでするのは無理な状態
 なら、仕事量を減らして2にすればいいわけです。

 実例もいろいろとあります。私が知っている範囲でも、夏場に高原や北
 海道に滞在する人、毎年、仕事をしつつハワイに長期滞在する人がいた
 りします。このほか、温泉に滞在しつつ仕事ができたらいいなという話
 も聞いたことがあります。

「せっかくどこかにでかけるのに仕事をするのは……」と思うかもしれ
 ませんが、逆に、断らない方がいい取引先の仕事は少なくともできるか
 ら長期の(半)休みが気軽に取れるという考え方もあるわけです。この
 あたり、自分に合う考え方で休みをとればいいというのも、フリーラン
 スのメリットです。

 もちろん、滞在型ではなく、観光して回るような旅やなにがしかのアク
 ティビティが目的となっている旅など、その間、仕事をしている時間が
 ないケースもあります。とにかく仕事を忘れてリフレッシュしたいとい
 うこともあるでしょう。そういう場合は、1のパターンで休むことにな
 ります。

 平日に1日、休みをとって出かけるなどのケースも、基本的に1になりま
 すね。

 ◎休みをとる前の対応

 長期で休みをとる場合、仕事をしない、あるいは減らす形なら、主な取
 引先には休みの連絡を入れておいたほうがいいでしょう。連絡が取れる
 工夫をしておくにしても、基本的に断るのであれば、連絡の分、無駄な
 手間を取引先にかけさせることになります。

 連絡はメールがいいでしょう。休む期間など、取引先にメモを取らせる
 必要がないですから。文面はもちろん丁寧に。迷惑をかけることへのお
 詫びも書いておきましょう。もちろん、「いつからいつまで休みます」
 と休みの期間も。休みの間に何をしているのかまで書く必要はありませ
 ん。

 仕事量を減らすときには、休みの連絡メールで一部の取引先にのみ「こ
 の間、仕事はできません」と連絡する、あるいは、「〜〜の仕事はやれ
 ますが、〜〜の仕事はできません」のようにやれるものとやれないもの
 を連絡するなどが考えられます。

 平日に1日休んででかけるような場合、その間も連絡が取れるのならわ
 ざわざ事前に連絡する必要はないでしょう。けっこうしょっちゅうやり
 とりのある取引先で、ちょうど納品があったりした場合には、ついでに
「今日はこのあと外出となります」のように書いてもいいと思います。

 ◎休み中の対応

 仕事をするにせよ、しないにせよ、できるだけ、連絡は取れるようにし
 ておいたほうがいいでしょう。

 基本的に仕事はしないという場合も、なにがしかの理由でどうしても連
 絡を取りたいと取引先が思うことがあるかもしれません。前につきあい
 のあった取引先から久しぶりに連絡がはいるかもしれません。

 連絡を取れるようにしておくと言っても、特に難しいことはありません。
 メールと電話を携帯電話に転送しておけばいいわけです(最近は、もと
 もと携帯電話が連絡先になっている人も多いと思いますが)。スマート
 フォンなど、一部機種を使えば、メールに添付されたファイルの中身も
 確認することができます。

 仕事をする場合、ノートパソコンとインターネットへのアクセス手段を
 用意しておきます。インターネットへのアクセス手段としては、携帯電
 話経由でインターネットプロバイダーに接続する、モバイルWiFiルータ
 ーを使うという方法があります。

 田舎に出かける場合は、携帯電話のキャリアによってつながりにくいこ
 とがあるので気をつけましょう。田舎に遊びにゆくことが多い人は、人
 口カバー率の高いキャリアを選ぶべきです。

 ◎休み後の対応

 事前に連絡を入れておいた場合、休み終了後にも連絡を入れましょう。
 休みを終えて通常業務に復帰したことのほか、配慮してもらったことへ
 のお礼も書いておきましょう。もちろん、休みの間、ふだんなら自分に
 回る案件がなくて忘れられていた可能性ももちろんあるわけですが、
 その場合でも、「ご配慮、ありがとうござました」と一言、書き添えて
 プラスこそあれ、マイナスはありませんからね。


 ☆本編及びバックナンバーはこちら↓
 http://tran.blog.shinobi.jp/Category/16/

【著者プロフィール】
  井口 耕二(いのくち・こうじ)a.k.a. Buckeye
  技術・実務翻訳者、翻訳フォーラム共同主宰、社団法人日本翻訳連盟
  常務理事
  高品質・高価格をめざして翻訳の現場で日々努力するとともに、オン
  ライン・オフラインの各種記事、セミナーなどさまざまな場で翻訳者
  という立場からの提言や主張を行っている。
  著書に『実務翻訳を仕事にする』(宝島社新書)、訳書に『スティー
  ブジョブズ−偶像復活』(東洋経済新報社)、『ウィキノミクス−マ
  スコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』(日経BP社)などが
  ある。
  ホームページURL: http://buckeye.way-nifty.com/translator/
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 ■【締切3日前!】「20周年記念JTF翻訳祭」 開催のお知らせ
    http://www.jtf.jp/jp/festival/festival_top.html

 今年で20周年を迎える日本翻訳連盟(JTF)主催の「翻訳祭」が
 12月13日(月)に東京のアルカディア市ヶ谷で開催されます。
 翻訳に携わる皆さまには大変興味深いと思われる内容が目白押しです。

 お申込締切は3日後の12/6(月)です。
 ご希望の方は、お早めにお申し込みください。

  ★☆★ 20周年記念JTF翻訳祭 ★☆★

  【全体テーマ】「翻訳で切り拓く日本の未来 〜需要開拓と新技術〜」

  【日時】2010年12月13日(月)10:00〜20:00(開場9:30〜)

  【場所】「アルカディア市ヶ谷(私学会館)」
       JR・地下鉄「市ケ谷駅」より徒歩2分
      (地図) http://www.arcadia-jp.org/access.htm

  【プログラム】全23セッション、展示会、交流パーティーあり

  【参加料金】
   ◎講演・パネルディスカッション:一般6,500円 JTF会員5,000円
   ◎交流パーティー:6,000円

  【詳細・お申込み】
   http://www.jtf.jp/jp/festival/festival_top.html

  【お問い合わせ】
   (社)日本翻訳連盟 事務局 http://www.jtf.jp

 詳細はこちらから
    → http://www.jtf.jp/jp/festival/festival_top.html

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 ■「ビジネス技術実用英語大辞典 V5 英和編&和英編」レビュー

 実務翻訳者である海野文男・海野和子ご夫妻が長年、仕事の中で蓄積し
 た実践的な辞書ファイルを「辞典」として日外アソシエーツから出版し
 たのが1994年のこと。以来、版を重ね、媒体を変えて “うんのさんの
 辞書”として親しまれてきました。

 その待望の最新版(第5版)が CD-ROM で発売になりました。制作・発行・
 発売元はプロジェクトポトスに移りましたが、小社のネットショップで
 も取り扱っています。

 http://www.tranradar.net/unno5.html

 この辞典は、海野さんが言われる通り、一冊目の基本辞書としてという
 よりも、ほかの英和/和英辞書と併せて補助的辞典として活用するのが
 お勧め。実際に英語圏で使用された文書や印刷物をもとに、実務翻訳者
 の視点でこつこつ集め、整理・編集した“生きた用例・文例”が最大の
 魅力です。

 以下、よく使われる表現を幾つか本文から抜粋してみます。
----------------------------------------------------------------
 みつもり【見積もり】
  ◆a generous estimate of... 〜の多めの[大きめの, 《意訳》
   サバを読んだ]見積もり
  ◆submit a request for an estimate of the cost of doing...
   〜するコスト[費用]の見積もり依頼を出す[送信する]
  ◆make [prepare] an estimate of the amount required to 
   〜するのに必要な金額の見積もりをする[作成する]
  ◆Call or write for quotes. 電話又は手紙にて値段見積もりご請
   求ください.

 てんぷ【添付】
  〔添付の〜〕accompanying, attached, annexed, included, 
   contained, bundled; 〔添付書類〕an annex; 〔電子メールの添
   付ファイル〕an attachment
  ◆reference materials accompanying [to accompany] software 
   products ソフトウェア製品に添付されている[添付される]参
   考資料
  ◆reference materials attached to... 〜に添付されている参考
   資料
  ◆Here I have attached...; Here I attached... ここに〜を添付
   しました[します]

 google
  ◆To google a phrase, you put the phrase in quotation marks 
   and search [look for] it on [in, using] Google. あるフレー
   ズをググるには, そのフレーズを引用符(" ")で囲ってからグー
   グルで検索します.

 Googleグーグル(*大手インターネットサーチエンジンの一つ)
  ◆If you do a Google search on my name, you'll find my website
    (www.hi-ho.ne.jp/unnos/unnodict.htm). 私の名前をグーグル
   検索すれ[ググれ]ば, 私のウェブサイト(www.hi-ho.ne.jp/unnos/
   unnodict.htm)が見つかります.
----------------------------------------------------------------

 新たに「google」が動詞として立項されてました。ググるは日英共通な
 んですね。ちなみに「twitter」という見出しはありませんでした。

 本製品には検索ソフトウェアは同梱されておらず、辞書データのみです
 が、EPWING 仕様ですので、沢山フリーウェアやシェアウェアが出てい
 ます。お好みのものを選んでインストールしてお使いください。
                              (竹)

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│「ビジネス技術実用英語大辞典 V5 英和編&和英編」(CD-ROM)  │
│ 海野文男・海野和子著 発行・発売:合同会社プロジェクトポトス│
│ 価格11,760円(税込) ISBN 978-4-9905271-0-5 2010年8月発売  │
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  ※連載毎に読み返せるので新たな発見があります。
 ※コラムに対するご感想・ご意見お待ちしております。
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 ■ 後 記

 前回のメールマガジンを配信してから早4ヶ月。いったい次号はいつ来
 るんだと思っていらした方もいるのではないでしょうか。ご心配をおか
 けし、大変申し訳ありませんでした。
 ということで、久しぶりのメールマガジンをお届けします。
 人気の井口さんの連載&もうすぐ開催される“JTF翻訳祭”についての
 ご案内など。どうぞよろしくお願いいたします。
                              (み)
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