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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二
 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ
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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二

 ◆ビジネスの流れ

 ●仕事の仕方の工夫

 仕事の仕方について、今回は「原稿の受領・送付の仕方」と「バックア
 ップ」です。

 ◎原稿の受領・送付の仕方

 最近はほとんどインターネットのメール添付ですね。セキュリティに気
 を使うところだと、ちょっと特殊なFTPサイトを使う場合もあります。

 ○添付メール

 今どき、メールソフトで添付メールが扱えない人はいないと思います
 が……もし、あまりやったことがないなら、自分宛にメールを送るなど
 して(↓)の練習しておきましょう。

 ・送るメールにファイルを添付する
 ・受けとったメールに添付されているファイルを別のフォルダに保存す
  る

 メール添付で問題になるのはメールボックスの容量です。ポイントは1
 通あたりの容量と総容量。仕事用だと巨大なファイルの送受信をするこ
 とがあります。1通あたりの容量が小さすぎるメールボックスでは受信
 ができず、困ることがあります。総容量が小さいと、大きなメールが立
 て続けにきたとき、やはり受信できないことがあります。メールアドレ
 スを取るときは、なるべく、1件あたりの容量と総容量、両方が大きい
 ものを選びましょう。

 納品時にも、ファイルが大きいと受信してもらえず、はじかれることが
 あります。大きなファイルを送るときは、受領確認が来るまででかける
 など対応がとれなくなることはなるべく避けるべきです。すぐにでかけ
 なければならないなどの場合は、納品メールで受領確認をお願いする、
 開封通知をつける、電話で確認するなどの対策を念のために取ることを
 お勧めします。

 ○ウェブサイト経由

 ウェブサイトを経由する方法は、大きくわけて3種類(↓)あります。

 ・自分のウェブサイト
 ・ファイル転送サービス、オンラインストレージサービスを使う
 ・発注側が用意したサイト

 自分のウェブサイトの場合、FTPソフトウェアで適当なディレクトリに
 アップロードし、そのファイルのURLをメールで納品先にしらせます。
 ウェブサイト自体の設定をディレクトリ内部が見られないようにしてお
 けば、これだけでもたいがいは大丈夫でしょう。心配なら、ディレクト
 リにパスワードロックをかけておきます。

 最近は、ファイル転送サービスやオンラインストレージサービスと呼ば
 れるものがあります。これも他の人に大きなファイルを送ることができ
 ます。自分が選んだサービスについて使い方や約款を読んでおきましょ
 う。使ったことがなければ、自分宛に送る形で練習しておきます。仕事
 で必要になって初めて使い、まごついて失敗するなんてことがないよう
 に。

 発注側が用意したサイトは、アクセスに必要な情報が渡されるはずなの
 でそれに基づいて利用します。ダウンロードだけならたいがいはブラウ
 ザでも行えますが、こちらからファイルを送るためにはFTPソフトが必
 要になるケースが多いはずです。フリーウェアやシェアウェアのFTPソ
 フトを入手し、やはり、どこかで使ってみることをお勧めします。メー
 ルアドレスなどに付随してホームページが持てるケースがよくあります
 が、そのあたりでテストしてみるわけです。

 ○その他の方法

 最近はFAXのやりとりがほとんどなくなりました。昔はFAXマシンが必須
 だったのですが、今はなければなくてもたいがいなんとかなりそうです。

 紙原稿が宅配便で送られてくるというのもめったになくなりました。出
 版翻訳だと完本(原稿となる書籍の販売バージョン)が宅配便で送られ
 てくるのが一般的ですが、産業翻訳で宅配便はまず聞きません。パンフ
 レットなど、紙版の原稿しかない場合も、スキャンしてPDFで送られて
 くることが普通になりましたから。

 ◎バックアップ

 パソコンは壊れるものです。自分の取扱いミスはもちろん、落雷の影響、
 経時変化による劣化など、理由はいろいろですが、ともかく、前触れな
 しにいきなり壊れてしまうことがあります。データはバックアップを取
 っておきましょう。

 バックアップのポイントは、そのパソコンが起動しなくなってもデータ
 だけを取り出せること。

 そういう意味で考えられる方法としては(↓)があります。

 ・外付けのHDDやメモリ
 ・別のパソコン
 ・オンラインストレージサービス
 ・メール

 ○外付けのHDDやメモリ

 USB接続のHDDやメモリにデータを転送しておくわけです。パソコンが
 壊れても、そのHDDやメモリを別のパソコンにつなげばデータだけは使
 えます。おそらく、翻訳者の多くはこの方法をとっているだろうと思い
 ます。

 外付けHDDなら過去の案件から何から丸ごとバックアップしておくこと
 ができます。これだけでもいいと思いますが、念には念を入れてたった
 今作業している案件だけはUSBメモリにも転送しておく人もいます。パ
 ソコンが壊れたとき、誰かのパソコンを借りるなどのとき、USBメモリ
 なら小さくて持ち運びに便利だからです。

 バックアップの作業自体は、フリーウェアやシェアウェアのソフトを使
 えば簡単に行えます。

 ○別のパソコン

 2台目のパソコンを買うとき、古いパソコンをサブとして残しておき、
 そちらにバックアップするという方法です。パソコン間はLANで結びま
 す。

 私はこのやり方を主としています。

 この方法のいいところは、パソコン自体が壊れてもサブマシンで作業が
 続けられる点です。MS Officeなども、新バージョンを新しいほうのパ
 ソコンにインストールして古いほうを古いパソコンに残しておけば、そ
 れなりになんとかなったりします。秀丸などシェアウェア系は、使う人
 がひとりなら1ライセンスで複数台にインストールできるものが多く、
 コスト負担は増えないはずです。

 こちらも作業にはフリーウェアやシェアウェアのソフトを使います。

 ○オンラインストレージサービス 
 ○メール

 家が火事になったら? 一帯が停電になったら? など、物理的にひと
 かたまりのものがいっせいにダメになるケースにも対応しようと、オン
 ラインストレージサービスやメールでバックアップをするという人もい
 ます。メールは、受信してもメールをボックスに残す設定としたアドレ
 スへ添付メールで送っておくわけです。

 ここまではしなくてもたいがいは大丈夫だと思いますけどね。

 なお、セキュリティ系では常識なのですが、どこまでやっても絶対安全
 はありえません。また、バックアップなしと外付けHDDや他のパソコン
 へのバックアップありではデータの安全性が大きく異なりますが、そこ
 からさき、自宅外にまでバックアップすることによる安全性向上は小さ
 なものとなります。バックアップなしは言語道断ですが、あまり神経質
 になる必要もないでしょう。


 ☆本編及びバックナンバーはこちら↓
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【著者プロフィール】
  井口 耕二(いのくち・こうじ)a.k.a. Buckeye
  技術・実務翻訳者、翻訳フォーラム共同主宰、社団法人日本翻訳連盟
  常務理事
  高品質・高価格をめざして翻訳の現場で日々努力するとともに、オン
  ライン・オフラインの各種記事、セミナーなどさまざまな場で翻訳者
  という立場からの提言や主張を行っている。
  著書に『実務翻訳を仕事にする』(宝島社新書)、訳書に『スティー
  ブジョブズ−偶像復活』(東洋経済新報社)、『ウィキノミクス−マ
  スコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』(日経BP社)などが
  ある。
  ホームページURL: http://buckeye.way-nifty.com/translator/
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 ■ 後 記

 ここ数年、病院に行くことが多い。救急救命、集中治療室、手術患者家
 族待合室、緩和ケア病棟など。病院は他のどの場所にいるよりもどっと
 疲れる。そして医師、看護師はその病院で非常に過酷な勤務を強いられ
 ている。病院にはこの国の抱えている様々な問題がむき出しになって置
 かれている。だからといって自分がどうこうできることではないのだが。

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