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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二
 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ
 ■「Smart Grid」はどこがスマートか           田村 洋一
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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二

 ◆仕事の始め方

 ●トライアル

 前回、「経験者のトライアル」で経験者にトライアルを課すのは失礼だ
 という考え方があるが、そのように考えるのは決して得ではないという
 話を紹介しました。今回は、誰かの紹介でつながりができたときのトラ
 イアルについて紹介します。

 紹介においてもトライアルが問題となることがあります。紹介によって
 実力は保証されているのだからトライアルがあるのはおかしいと考える
 人がいるのです。

 ◎紹介とトライアルの有無

 紹介だと、結果的にトライアルなしになることが多いのは確かです。で
 も、「紹介だからトライアルなしにすべき」とはなりません。そんなに
 単純な話ではないのです。いろいろなケースがあり、また、それぞれの
 人にはそれぞれの立場があるからです。

 ケースはいろいろといっても、「実力を見る方法はトライアルしかない」
 ということの派生形です。ただ、それをどういう立場からどう考えるか
 次第で、いろいろなパターンになりえます。

 私自身、紹介を頼まれることがけっこうあるので、今までそれなりに多
 くの人をあちこち、紹介してきました。その際は、実力を保証するよう
 な書き方をすることもあれば、実力はそちらの基準で再確認してくれと
 紹介することもあります。後者であれば、先方は基本的にトライアルを
 しているはずですし、前者であってもトライアルをしているケースがあ
 ってもおかしくないと思います(理由は後述のようにいろいろとありま
 す)。

 また、一時期、けっこういろいろな人に仕事をお願いしていた時期があ
 りますが、そのときの紹介のされ方も、上記のように、2種類ありまし
 た。また、実力を保証されても、保証した人の実力に私が不安を持って
 いるため保証された人の実力も信用できないとして、トライアルをお願
 いした場合もありました。もちろん、確認してくれと言われたときを含
 め、ちょうど小さな仕事があったので、それをお願いしてトライアルが
 わりにしたこともあります。

 私がどこかのクライアントに紹介されたケースでも、トライアルなしの
 こともあれば、トライアルありのこともありました。トライアルありだ
 ったときは、「トライアルで実力を確認してくれ」という紹介だったの
 かもしれないし、紹介してくれた人の実力に向こうが不安を持っていた
 のかもしれません。それだけでなく、特に企業との直接取引など、担当
 者が誰かから私を紹介されたが私に発注するためには上司の許可が必要、
 というようなケースでトライアルをする形になることもあります。会社
 の方針として必ずトライアルとなっていれば、ケースバイケースで対処
 するわけにいかないでしょう。そういう会社でも社長など上の人が信頼
 する人から紹介を受けたなどの場合にはトライアルなしになったりはし
 ますが、例外があるなら自分に例外を適用しろと言えるものではありま
 せん。

 このように、主だったものだけあげてもいろいろなケースがあるわけで、
 紹介であればトライアルをなしにすべきというのは無理があります。

 ◎善意で紹介してくれた人の顔をつぶす

 ここまでは、先方や周囲の状況にもいろいろあるという、いわば消極的
 な意味で、トライアルをしろと言われても仕方がないという理由でした。
 今度はもう少し積極的な意味で、そういう場合にフレームメールを返し
 たりすることはまずく、落ち着いた対応でトライアルを受けるなりにし
 たほうがいいという理由をあげましょう。

 紹介なのにトライアルを受けろとは、と怒ってしまうと、最悪の場合、
 善意で紹介してくれた人の顔をつぶしてしまうおそれがあります。

 紹介で話が動き始めたとき、関係者は、自分、自分を紹介してくれた人
(Aさんとする)、Aさんが自分を紹介してくれた発注元(B社とする)
 の3者です。基本的に、自分とAさんとの間、AさんとB社との間は関
 係が良好、自分とB社との間には特につながりがない、という状態のは
 ずです。

 この関係の中で、「トライアルをお願いしたい」とB社からの問い合わ
 せがあったとき、それはおかしいと怒ったメールを返したり無視するな
 どおかしな対応をすると、Aさんに迷惑をかけてしまうおそれがかなり
 あります。

 仮にAさんが私を「実力はそちらで確認してくれ」と紹介していたら……
 上記の対応がまずいのは明らかですよね。

 その他のケースでは、翻訳者の立場にたってものを考えてくれるだけの
 分別がB社にあれば、あまり大きな問題にならないかもしれません。

 翻訳者側が発注側の立場を斟酌しないのに(今回のケースでは、「先方
 にはトライアルをしなければならない理由があるかもしれない」という
 ことを斟酌しないのに)、相手にはこちらの立場を斟酌してもらうこと
 を要求するのは、身勝手なんじゃないかと私は思いますが、その後の展
 開として、相手次第で特に問題にならないのは事実でしょう。

 それほどの分別がない場合、B社は多少なりとも腹をたてるでしょう。
 無視したり怒ったりしたメールを送り返した私に対してはもちろんです
 し、それは別にいいと思いますが(いいと思わなければ、無視もフレー
 ムメールもないわけですから)、ひどい人を紹介してくれたとAさんに
 対しても腹を立てるおそれがあります。しかも、Aさんが丁寧に推薦し
 てくれていればいるほど、私の対応が悪かった場合にAさんへと累が及
 ぶおそれが強くなります。「この人はこれこれこのように実力があるだ
 けでなく、とてもいい人で、信頼できる人です」なんて私を紹介してく
 れていたりしたら、目もあてられません。失礼な対応をする私を信頼す
 るということは、Aさんも実はそういう人なのね、とか、少なくとも人
 を見る目がないねと言われかねません。

 Aさんが今までB社と築いてきたいい関係に傷を付けるおそれがある、
 つまり、善意で私を紹介してくれたAさんの恩を仇で返すおそれがある
 のなら……それを避けるため、丁寧な対応をするべきだと私は考えます。

 もちろん、B社の対応があまりにひどいという場合もあるでしょう。

 そういう場合でも、いや、そうであるならなおさら、丁寧な対応をすべ
 きだと思います。ひどい対応をするということはB社に上記のような分
 別がない証拠だと言えるでしょうし、それはとりもなおさず、私の対応
 いかんでB社がAさんに対しても腹を立てる可能性が高いということで
 すから。そんなB社でも、Aさんにとっては、それなりに良好な関係を
 持っている取引先のはずであり、その関係に横から傷を付けるようなま
 ねはしたくないと私なら考えます。

 いずれにせよ、B社に対しては丁寧な対応をする。その上で、B社の対
 応に不備があると思えば、それをAさんに伝えておく。B社との関係を
 考え直すかどうはAさんの判断ですからね。このくらいが妥当な線では
 ないかと思います。

 丁寧にお断りする、という対応はもちろんアリです。対応が丁寧か失礼
 かという問題と、ビジネスとして条件が折りあい取引にいたるかどうか
 とは、まったく別次元の問題ですから。

 若干、脱線しますが……紹介の話が「B社を助けてあげて」というよう
 なものであれば、通常なら断る条件の話でも受けることが多いでしょう。
 もちろん、無理なものは無理なので必ずとは言えませんし、私とAさん
 との関係次第でもありますが。仕事というのは人と人のつながりのなか
 でしていくものだと思いますので。

 フレームメールうんぬん以外にも、紹介者に迷惑をかけないがために、
 トライアルがあったほうがいいという側面があります。

 万が一、紹介された人のデキが悪かったとしても、トライアルありなら
 善意で紹介してくれた人に累が及ぶ心配がありません。私の実力、保証
 しますと紹介されたのに、もし、紹介先が満足するものを私が出せなか
 ったら……紹介してくれた人に悪いと私は思います。せいいっぱいの訳
 文をだして満足してもらえなかったのなら、悪いけど仕方がない、では
 ありますが。とにかく、トライアルだったとしてもよくありませんが、
 仕事として請け負ってそんな結果しか出せなかったらもっとまずいこと
 になります。

 ☆本編及びバックナンバーはこちら↓
 http://tran.blog.shinobi.jp/Category/16/

【著者プロフィール】
  井口 耕二(いのくち・こうじ)a.k.a. Buckeye
  技術・実務翻訳者、翻訳フォーラム共同主宰、社団法人日本翻訳連盟
  常務理事
  高品質・高価格をめざして翻訳の現場で日々努力するとともに、オン
  ライン・オフラインの各種記事、セミナーなどさまざまな場で翻訳者
  という立場からの提言や主張を行っている。
  著書に『実務翻訳を仕事にする』(宝島社新書)、訳書に『スティー
  ブジョブズ−偶像復活』(東洋経済新報社)、『ウィキノミクス−マ
  スコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』(日経BP社)などが
  ある。
  ホームページURL: http://buckeye.way-nifty.com/translator/
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 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ

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    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 新OS「Windows 7」で今までの辞書が使えるか? というお問い合わせ
 がぼつぼつ来始めました。とりあえずわかった分については以下の通り
 です。

 ・「EPWING版」用検索ソフト「ViewIng Ver2.43/2.44」
   メーカーによる動作保証はされていませんが、ほぼ問題なく使用で
   きます(私もやってみました)。詳細は下記をご参照ください。
   (「Vista」についての説明ですが、同じだそうです)
    http://www.est.co.jp/products/viewing/vista.htm

   なお、それ以前のバージョンは「Vista」以降には未対応ですが、
   Ver2.43/44へ無償バージョンアップできます。(上記サイトの最後
   に記載されています)

 ・「Jamming」
   作者のホームページによれば、特に問題なく使用できるそうです。
    http://dicwizard.jp/jamming.html

 ・「ロゴヴィスタ電子辞典版」
   対応しています(製品によりアップデートが必要です)。
    http://www.logovista.co.jp/detail/detail_jiten_viewer_wm.html

 ・「HD辞典シリーズ」付属の検索ソフト「DDviewer」
   ユーザー登録すれば、対応している最新バージョンに無償アップデ
   ートできます。
    http://www.densijiten.co.jp/news/press.php?disp=detail&nid=182

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  ※連載毎に読み返せるので新たな発見があります。
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 ■「Smart Grid」はどこがスマートか           田村 洋一

  日本の技術系サイトでも米国の「Smart Grid」の話題を目にすること
 が多くなってきました。複雑で老朽化し運用の柔軟性に欠ける米国の電
 力網を、最新のデジタル情報通信技術で刷新するという構想です。これ
 を支える技術として「Smart Meter」もあります。「smart」は「かしこ
 い」と訳せるでしょう。「かしこい電力網」に「かしこい電力計」です
 (注:ガスや水道の「Smart Meter」もあります)。これが具体的にどう
 いうことなのかを簡単に紹介しましょう。なお、欧州では「SmartGrids」
 (区切りのスペースなし)という同様の構想があり、こちらは米国に先行
 して2005年にスタートしました。

  「Smart Grid」構想は米Obama政権の景気刺激策の一環として44億ド
 ルの予算措置が講じられてから、急に国家目標として現実味を帯びてき
 ましたが、正式に登場したのはG.W.Bush政権下の2007年12月19日に成立
 した米連邦法「Energy Independence and Security Act of 2007」(EISA)
 でのことです。この法律は米国のエネルギー政策全般にわたる長大なも
 のですが、その第13章にあたる「Title XIII - Smart Grid」(略称:EISA
 13)で「Smart Grid」とは何か、どう取り組むかが示されました。なお、
「Energy Independence」とはエネルギー源を輸入に依存しないこと、つ
 まり石油依存体質からの脱却を意味します。EISAは温暖化抑止を前面に
 押し出したものではありませんが、米国の環境政策の転換点の一つであ
 ったことは確かです。

  「Smart Grid」の「smart」にはリアルタイム、自動化、双方向、障
 害の自動修復、優れたセキュリティなどの意味があります。電力網は発
 電所から変電所までの「送電」(transmission)と、変電所から需要家(家
 庭や事業所)までの「配電」(distribution)に分けられます(合わせて
「T&D」と呼ぶ)。送電の最大の問題は送電線のトラブルによる停電事故
 です。米国全土の年間停電時間は平均220分にもなり(日本は6分)、連鎖
 反応で大規模停電になることも珍しくありません。「Smart Grid」では
 瞬時の切り替えで停電を局所化して他の地域への波及を抑え、障害発生
 地点の割り出しを容易にして復旧までの時間を短縮します。大規模停電
 のたびに起こる「サイバー攻撃では?」という不安を払拭するため、電
 力会社の制御システム(SCADAなど)のセキュリティを高めます。

  配電では、需要家側に設置される「Smart Meter」で電力消費量をリ
 アルタイムに計測し、通信回線で電力会社に送ります。電力会社は検針
 の人件費を節約できるだけでなく、きめ細かく配電を調整して運用効率
 を上げることができます。この通信機能は双方向で、電力会社から
「Smart Meter」に制御信号を送って何らかの動作をさせることもできま
 す。例えば、猛暑で消費電力が警戒水準を越えた場合、電力会社からの
 遠隔操作で各家庭のエアコンの設定温度を一斉に高くして消費電力を下
 げることも技術的には可能になります(ただし、エアコン機器の対応と
 事前の取り決めが必要)。「双方向」は通信に限りません。需要家側に
 太陽光発電や燃料電池などの分散型電源(distributed generation)を配
 置して、そこから電力網に電気を送り込むことも容易になります。さら
 に、大容量の蓄電装置(electric storage)を開発して、変動の大きな風
 力発電を使いやすくしたり、電力の品質維持を図ります。

  しかし、問題点もあります。まず、「Smart Meter」によるプライバ
 シー侵害の懸念で、これは実際に欧州で反対運動が起きています。
「Smart Meter」を使用すれば各戸の電気の使用状況を時々刻々計測し、
 その利用パターン(需要曲線)を把握することは技術的に可能です。その
 結果、例えば、その家が留守になる時間帯が第三者に把握できることに
 なり、犯罪者に悪用されれば非常に危険です。従来の積算電力計のよう
 に1カ月の電力使用量の合計だけを読み取るメーターでは起こらなかっ
 た問題です。よく宣伝されている「Smart Meterで需要家の省エネ意識
 を高められる」という主張にも疑問があります。また、リアルタイムに
 データを収集して送信するとなると、各戸のデータは微量でも、まとま
 れば相当のデータ量になります。「Smart Grid」の情報処理システムが
 大規模になり電力消費が増えてしまえば本末転倒です。電力会社の配電
 調整や需給予測に役立てるために、需要家ごとのデータが必要なのか、
 あるいはどの程度のサンプリング間隔が適当なのかは検討の余地があり
 ます。

  もっと大きな課題は電気自動車です。「Smart Grid」は電気自動車
 (プラグイン・ハイブリッド車=PHEV)を接続するインフラとして構想さ
 れています。夜間電力を利用して電力網からPHEVに充電するだけでなく、
 逆にPHEVから電力網へ電力を送る分散型電源としての活用も想定されて
 います。PHEVはガソリンエンジン併用なので完全に石油が電気に置き換
 わるわけではありませんが、それでも石油のエネルギー密度が非常に高
 いことを考慮すると、実際の運用環境で今後どの程度の電力が必要にな
 るのか、新しい発電所がいくつ必要になるのかは不透明です(これは日
 本でも同様)。「Smart Grid」への移行期間は、不安定要素の増大や需
 要予測の誤差により、一時的に電力網が不安定になることも考えておく
 べきでしょう。

  米エネルギー省(DOE)は、連邦政府の交付金(1件につき最大2億ドル)
 を受けて「Smart Grid」構築に参加したい企業からの事業計画書を募集
 しました。上からの事業の割り振りではなく、産業界に自主性を持たせ
 た推進方法です。電力会社や電子機器メーカーなどから約400件の申請
 があり、10月末に100件の交付先が決定されました。ここで注目すべき
 は交付金が「マッチングファンド」(matching fund)であることです。
 つまり、連邦政府は「必要な資金の半分はこちらで負担しましょう。残
 りの半分はあなたが資金調達してください」というスタンスです。申請
 者は資金の裏付けがあり、その回収が可能な、現実的な計画の作成を求
 められます。連邦政府の資金の2倍の規模の経済効果が期待される巧妙
 なやりかたで、これこそ「スマート!」。

 ●参考リンク:
 ・GridWise Alliance (Smart Grid推進団体;事実上のポータル):
  http://www.gridwise.org/
 ・米標準技術研究所(NIST)の「Smart Grid」サイト:
  http://www.nist.gov/smartgrid/
 ・European SmartGrids Technology Platform
 (EUの報告書;EUR 22040, 2006/03/24):
  http://ec.europa.eu/research/energy/pdf/smartgrids_en.pdf
 ・東京電力「大学生のためのインターネット電力講座」:
  http://www.tepco.co.jp/kouza/menu-j.html

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 ■ 後 記

 先日、滅多に見ないBBCにチャンネルを合わせたところ、鳩山&オバ
 マの共同会見が大々的に報じられていました。

 鳩山首相のスピーチはBBCで英語に吹き替えられており、同時通訳の
 方はそれを一生懸命に日本語に訳しておりました。
 つまり、日本語→英語→日本語という離れ業です。

「え…っと鳩山首相はそのように言いました。日米同盟は…えー…重要
 なものであり…すべての礎なのです。礎です。時代は変遷しており…世
 界環境は変化することにより深めればいいのです。それは深めることが
 大事なのです。」

 通訳の方の高いスキルのなせるわざといえましょう。

 いっぽう、某アメリカテレビ局は日本語オリジナルをそのまま流してい
 ました。
                                                          (ポン)
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 なお、バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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 ※ 発行人 森本浩介  ※ 編集スタッフ 青木竜馬/竹村雅彦
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