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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二
 ■ パソコンからアクセスできる電子辞書のメリット    田村 洋一
 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ
 ■ トランネット便り 〜 Immortal Longings
 ■ 日本語教師物語 〜英語で教えるの?〜
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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二

 前回、翻訳は質の評価が難しいというお話をしました(↓)。

 良し悪しの判断が難しい最大の理由は、評価軸が山のようにあるからで
 す。短距離走のように評価軸が速度だけなら評価も簡単だし評価をあげ
 る努力の方向も簡単にわかります(実現できるかどうかは別問題ですが)。
 ところが翻訳は評価軸が山のようにあり、しかも相反する部分を持つ評
 価軸が多く、ひとつの評価軸における評価が最高になるようにすると別
 の評価軸における評価が下がってしまうのが普通です。

 そのような状況で翻訳の質を高めるためには何をどう考えたらよいので
 しょうか。

 ■多変量翻訳評価関数の最大化

 翻訳というものは、「多変量翻訳評価関数の最大化をめざす」ものだと
 私は理解しています。「多変量翻訳評価関数」というのは、要するに、
 いろいろな部分の状態を入力として与えると翻訳の品質を返してくれる
 ブラックボックスです。翻訳者にできることは、入力となるパラメー
 ターをいろいろに変えてみること。そうやって、出力として出てくる翻
 訳の品質がなるべく高くなるパラメーター値の組合せを見つければいい
 わけです。

「見つければいい」といっても、これが前述のように簡単ではありませ
 ん。難しい理由を単純化して考えてみましょう。理系のアプローチなの
 で慣れない人もおられるかと思いますが、少しおつきあいください。

 まず、パラメーターが2つ(X軸とY軸)だけの評価関数(評価結果はZ軸)
 を考えます。あるXとYの値に対するZの値をグラフにすると、でこぼこ
 な面が現れます。立体地図だと思ってもらえばいいでしょう(X軸とY軸
 は東西と南北、Z軸は標高)。地表に山谷があるように、X軸の評価を高
 めていく(Xの値を大きくしていく)と、Zの値が大きくなるとは限りま
 せん。大きくなったと思ったら次は小さくなったりします。Y軸につい
 ても同様です。

 このような関数で最大値(となる点)を求めるためには、簡単には次の
 ようにします。

 まずZが大きくなる方向にXを変化させます。Zがピークをこえて小さく
 なりはじめたら、Xを固定してZが大きくなる方向にYを変化させます。Z
 がピークをこえて小さくなりはじめたら、Yを固定してZが大きくなる方
 向にXを変化させます。これをくり返すのです。自分が地上を歩くと考
 えるなら、東西方向あるいは南北方向に歩いて、少しでも高みをめざす
 わけです。どっちに行ってもZが小さくなるようになったら、そこが到
 達点の頂上となります。

 ■多変量翻訳評価関数最大化の問題点

 この方法の問題点は、ピークが数多くあると、低いピークの頂上に到達
 して終わってしまう危険性が高いことです。しかも、翻訳というのは
 ピークがたくさんあります。

 到達したピークと異なるピークを見つけ、その高さを比較するにはどう
 したらいいでしょうか。

 ひとつの方法は、こっちのピークとあっちのピークの違いが評価できる
 軸を追加すること。こうして、実力がある人の翻訳評価関数はパラメー
 ターの数が増えていきます。

 もう一つの方法は、出発点を変えてみること。こちらも、実力のある人
 ほど数多くの出発点を持っており、それぞれから到達できる最高点を比
 べて最終的な訳を決めていたりします(最高点まで実際に行かなくても、
 途中で、最高点があまり高くなさそうだとわかる場合が多い)。

 もちろん、時間は限られています。だから、ピーク高さの追求も、異な
 る出発点を使った検討も、できる範囲が限られてしまいます。いかにす
 ばやく、正確に検討できるかが結果を左右すると言えます。時間切れま
 でに見つけた最高のピークを最終的な成果物とするしか方法はないので
 すから。

 翻訳評価関数の難しい点として、もうひとつ、霧の中を歩いているよう
 なもので、自分が進む道が上がっているのか下がっているのかが見えな
 いことも挙げられます。2、3歩、歩いてみないと、上がっているのか下
 がっているのかさえもわからないのです。しかも、評価軸の数が多く、
 相反する部分を持つ評価軸が多いため、普通なら上がるはずの方向に進
 んでみたら下がってしまうなんてことやその逆も珍しくありません。

 だから、駆け出しの人は普通なら上がる方向だけしかチェックしなかっ
 たりするのに対し、実力のある人は幅広く「一通りチェック」したりし
 ます。普通なら上がる方向をチェックしてそっちが上がっていることを
 確認しても、他のことまで「一通り」チェックしてみるわけです。この
 チェックは、9割方、無駄になります。当たり前ですよね。そうでなけ
 れば、「普通なら上がる方向」なんて言わないわけですから。でも、1
 割、あるいは1%のケースで、その「一通りチェック」によって別の道
 筋が見つかったりするのです。そして、実力者の訳文というレベルのも
 のができあがる……そういうものだと私は思います。

 ■多変量翻訳評価関数をどこに適用するのか

 まずは、単語レベルでしょう。対象読者に適しているか、前後に使われ
 た単語との組み合わせは適切か、言外に変な意味が出てこないか、誰の
 視点から記述しているか、などなど、さまざまなパラメーターが訳語選
 択の質に影響を与えます。

 次は文レベル。単語レベルと同じようなポイントのほか、その文が段落
 内でどのような役割を果たしているのか、前後の文とのつながり、記述
 する視点が無用に揺れていないかなどのパラメーターも考慮する必要が
 あります。

 その後、段落、章と次第に大きくなり、最後は文書全体としてどうなの
 かまで考える必要があります。入れ子状に適用して判断しなければなら
 ないわけです。

 ここで新たに登場するポイントが、部分部分のベストを集めたら全体が
 ベストになるとは限らないという点。

 我々翻訳者の仕事は、文書全体が最大の効果を発揮するようにすること
 ですから、そのような場合は、全体がベストになるように、あちらやこ
 ちらをあえて部分的なベストから外すことも出てきます。

 難しく言えば、全体を評価するためパラメーターを翻訳評価関数に追加
 した結果、部分によっては最高のピークよりも低いピークとしたほうが
 全体としてはよくなる場合があるということです。

 ☆本編及びバックナンバーはこちら↓
 http://tran.blog.shinobi.jp/Category/16/

【著者プロフィール】
  井口 耕二(いのくち・こうじ)a.k.a. Buckeye
  技術・実務翻訳者、翻訳フォーラム共同主宰、社団法人日本翻訳連盟
  常務理事
  高品質・高価格をめざして翻訳の現場で日々努力するとともに、オン
  ライン・オフラインの各種記事、セミナーなどさまざまな場で翻訳者
  という立場からの提言や主張を行っている。
  著書に『実務翻訳を仕事にする』(宝島社新書)、訳書に『スティー
  ブジョブズ−偶像復活』(東洋経済新報社)、『ウィキノミクス−マ
  スコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』(日経BP社)などが
  ある。
  ホームページURL: http://buckeye.way-nifty.com/translator/
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 ■ パソコンからアクセスできる電子辞書のメリット    田村 洋一

  いま日本国内の電子辞書市場は新しい段階に入りました。メーカー4
 社の競争は熾烈で、一般社会人・学生向け製品の売れ筋は実買価格1〜2
 万円台、高級機でも5万円を切るという消耗戦の様相を呈しています。
 収録コンテンツの数の多さを競い合う時代は終わり、ターゲットの購買
 層に合わせた実用本位のコンテンツだけに絞り込んだ製品が増えていま
 す。もともと基本性能では差異化が難しい機器だけに、各社は生き残り
 を賭けてコストダウンに努めながら、機能の選別と充実、品揃えの見直
 しを進め、購買層の棲み分けを狙っているようです。

  そんな状況下で興味深い新製品が登場しました。SII(セイコーインス
 ツル)が2008年11月19日に発表した「SR-G9001」という機種です。
 ニュース系Webサイトでも紹介されていたので、ご覧になった方もある
 でしょう。どこが面白いかというと、私がこのメールマガジンNo.106
 (2006年5月)のコラム「再び、電子辞書について(下)」で提案した仕様
 を、初めて、しかも完全に実現した製品(SIIに拍手!)で、電子辞書の
 利用形態を変える可能性があるからです。そのとき書いた文章の一部を
 再掲します。

  「私のように仕事の大部分をパソコンの画面上で行っている人間は、
 現在の電子辞書に魅力を感じるものの、実際に使うのは面倒です。そこ
 で、メーカーに是非検討していただきたいのが、パソコンの外部接続機
 器としての電子辞書です。具体的には、電子辞書をUSBインタフェース
 でパソコンに接続し、パソコンから辞書の検索ができるようにし、従来
 通り携帯用として電子辞書単独でも使用できるようにします。…(中略)…、
 パソコン側では小さな検索画面を用意して、電子辞書の画面をシミュ
 レートするだけにします。使いたい辞書の選択、語句の入力、検索結果
 の表示、検索に伴う電子辞書との通信という4機能があればよいので…」
 (以下省略)

  つまり「SR-G9001」は、通常の電子辞書であるだけでなく、パソコン
 (以下、PC)とUSB 1.1インタフェースで接続し、PC上で動く専用検索ソ
 フト「PASORAMA」を介して、PC側から電子辞書内にあるすべての辞書を
 利用できる製品です。現在、検索ソフトはWindows 2000/XP/Vistaに対
 応しています。

  PCと連携動作するメリットをいくつか列挙してみましょう。

 1)検索語はPCの画面上でコピー&ペーストすればよく、作業能率が向
   上する。
 2)検索ソフトさえインストールしておけば、どのPCでも自分の辞書が
   使える。
 3)オフラインの場合と同様に、電子辞書の豊富な検索機能を活用でき
   る。
 4)辞書ごとに複数の検索ソフトを併用する煩わしさから解放される。
 5)PCに多数のCD-ROM辞書をインストールする必要がない。企業の場合
   は辞書ソフトの資産管理が不要になる。総合的な導入コストも下が
   る場合が多い。
 6)PC単独で多数の辞書を持つ場合に比べてPCの負荷(CPU/メモリー/HDD)
   が軽くなるので、処理能力が限られる低価格PCや旧型PCでも容易に
   利用できる。
 7)PCから供給されるUSBバスパワーで充電しながら駆動できるので、
   電子辞書の電池の消耗を気にする必要がない[※注]。

  そのほか、自分がPCで作成した用語集のような表データ(CSVテキスト)
 を専用データ形式に変換して本体に取り込み、ユーザー辞書として登録
 するためのツールも提供されています。このユーザー辞書も標準搭載の
 辞書類と同等に検索できます。

  しかし、留意すべきこともあります。第1に、この製品は「ビジネス
 パーソン向け電子辞書」の位置づけであり、プロの翻訳者としては肝心
 の辞書コンテンツが物足りません。オプション辞書カードの追加は可能
 ですが選択肢が限られます。今後は専門家向け電子辞書でもPC連携機能
 を採用してほしいものです。第2に、海外で使用する場合は要注意です。
 検索ソフトの実行環境が日本語版Windowsではない場合、日本語の表示
 はできても入力ができないという制約がありそうです。第3に、電子辞
 書は相当に堅牢で耐久性がありますが、紛失したりすれば全ての辞書を
 失うことになります。第4に、企業によっては、情報漏洩とウイルス感
 染というセキュリティ上の懸念から、社内のPCにUSB機器を接続するこ
 とを禁止している場合があります。これはUSBメモリーを警戒したポリ
 シーなので、電子辞書は安全であることを事前にネットワーク管理者に
 確認してもらうとよいでしょう。第5に、一般のPCではなくシンクライ
 アント(Thin-Client)を利用している環境では、USBインタフェースを使
 用できないことがあります。

  私には電子辞書業界にお願いしたい機能的な要望があと2つあります。
 1つは、オプション辞書カード(媒体はSDカード)のデータ形式の業界標
 準を策定し、メーカーが異なっても同じオプション辞書カードを利用で
 きるようにすることです。
 もう1つは、電子辞書で数KB程度の日本語/英語のテキストを入力して、
 それをPCにアップロードできるようにすることです。最近、文具メー
 カーのKING JIMから携帯型テキスト入力専用機「pomera」が発売され、
 隠れたヒット商品になっています。あるいは企業でのノートPCの利用制
 限が背景にあるのか、メモをとる感覚で、携帯電話機の10キーではなく
 フルキーボードで、テキスト入力したいという需要は少なくないことが
 わかります。電子辞書の付加機能としても必然性があるのではないで
 しょうか。そのためには、まず電子辞書のQWERTYキーボードにスペース
 キーを追加しなければなりません。

  さて、市販の電子辞書をはるかに越える範囲の辞書・事典類を必要と
 する専門家には、かさばらず、3万円台から買える「ミニノートPC」を
 辞書専用機にするという選択肢もあります。これについては、次回に触
 れたいと思います。

 ●注:「SR-G9001」をPCからのUSBバスパワー(USBインタフェースで電
 源も供給すること)で充電しながら動作させられることについては、執
 筆時点ではSIIのWebページとカタログに明記されていませんが、同社
 に確認済みです。この場合、電子辞書にACアダプタを接続する必要は
 ありません。ただし、ノートPCに接続して長時間利用する場合は、PC
 の電池の負荷が高くなるので、PCをACアダプタで駆動すべきです。こ
 れは他のUSB接続の外付け機器の場合と同様です。

 ☆本編及びバックナンバーはこちら↓
 http://tran.blog.shinobi.jp/Category/5/

 【著者プロフィール】
  田村 洋一(たむら・よういち)
  東京生まれ。幼稚園に入る前からFENを聴いて育った生粋のビートル
  ズ世代。SEとして日米のコンピュータ会社に勤務し業界の栄枯盛衰を
  目の当たりにしてきた。現在はフリーの翻訳者、編集者。自分の眼を
  信じる美術愛好家でもある。
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 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ

 『英和翻訳の原理・技法』著者の中村保男氏が9日、逝去されました。
 つつしんでご冥福をお祈りいたします。

  『英和翻訳の原理・技法』
    定価3,990円(本体3,800円) 2003.3刊 A5・280p

   著者中村保男氏が自らの半世紀に渡る経験をもとに書き下ろした
   翻訳指南書の決定版です。

    http://www.tranradar.net/book/sun-flare.html

  ★【恒例!冬のセール】やってます
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 いつかは手元に‥ と思っていたあの辞書この辞書、この機会を是非ご
 利用ください!

 ・期間は2009年3月31日まで
 ・「CD-180万語対訳大辞典」をはじめとする日外のCD-ROM商品をすべ
   て30% off
 ・SHOP内商品のどれを買っても送料無料(国内のみ)

 ★「対訳君」がマイナーレベルアップされました
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 (株)MCLの翻訳支援ツール「対訳君」シリーズがリニューアルされま
 した。
 ツール本体の機能に変更はありませんが、・メニュー画面新設 ・内蔵
 データの増大 が今回の変更点です。商品名もパッケージも新しくなり
 ました。

  対訳君Standard
    定価 ¥8,800 → 辞書SHOP特価 ¥7,920(税込)
  対訳君Professional
    定価 ¥38,000 → 辞書SHOP特価 ¥34,200(税込)
  対訳君医学版Accept
    定価 ¥63,000 → 辞書SHOP特価 ¥56,700(税込)

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 ■ トランネット便り 〜 Immortal Longings

 We all have immortal longings in us.

「われら皆、滅びることなき望みを心にもつ」とでも訳すのでしょうか。
 Shakespeare, “Antony and Cleopatra” (V.ii.)のCleopatraのせりふ
 の変形。
 ご承知のように、自らの魅力のとりことなったAntonyが、侵攻して来た
 Augustus Caesarを迎え撃ったActiumの海戦と、続く陸戦で敗死、ロー
 マの虜囚になるのを潔しとしないCleopatraは毒蛇に身を咬ませて自害
 する。

 その直前、侍女Irasにエジプト女王としての自分の大礼服と冠を持って
 来させ、”Give me my robe, put on my crown,
 I have immortal longings in me.”と言う。
 われは死すとも望みは絶えず……。いつもそんな気持ちで暮らしたいも
 のですね。

《JAPANESE WRITERS' HOUSE》
   >>海外出版を実現するための著作権プロモーション<<
  【英 語 版】http://www.trannet-japan.com/ep/tjc_top.asp
  【日本語版】https://www2.trannet.co.jp/jwh/jp/jtjc_top.asp

《Publishing House Japan》
   >>作家が出版で世界戦略を立てる、新たな時代の幕開け<<
  http://www.trannet.co.jp/pre_up/web_phj/phj_news.html

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  ※連載毎に読み返せるので新たな発見があります。
 ※コラムに対するご感想・ご意見お待ちしております。
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 ■ 日本語教師物語 〜英語で教えるの?〜

「外国人に日本語を教えています」と言うと、「英語で教えているの?」
 と十中八九聞かれます。答えは原則「いいえ」です。私はネイティブの
 日本語話者ですし、しかも、関東の日本語しか話せない完璧なモノリン
 ガルですので、日本語で日本語を教えます(汗)。それはそれとして、
 本当の理由は日本語を学ぶ人たちは英語圏出身だけではないからなので
 す。留学生や留学準備の学生について言えば、7割以上がアジア(特に、
 中国、韓国)から来ています。ビジネスパーソンの多くは英語が話せま
 すが、国籍は多岐に渡ります。

 ただし、学習者から英語で質問があり、日本語の説明では理解が難しそ
 うな場合は英語で教えることもあります。でも、英語と日本語の言葉は
 一対一で対応しているわけではないので、却って混乱させてしまうこと
 も。例えば「教えます」。「私は日本語を教えています」は "I teach
 Japanese." ですね。では、「電話番号を教えてください。」は? 
 "May I have your number?" あるいは "Please let me know your 
 phone number." になるでしょうか。たまたま見学した授業で、
 「教えます」="teach"で覚えてしまった学習者の苦悩を見てしまいま
 した。明日への教訓です。
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 ※ 発行人 森本浩介  ※ 編集スタッフ 青木竜馬/竹村雅彦
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