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 ■ 〜Nichigai Introduction Party〜
 ■ 「サイバー大学」は成功するか?           田村洋一
 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ
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 ■ 〜Nichigai Introduction Party〜 Please join us!
         「CD-専門用語対訳集 電気・電子・情報17万語」編

 このコーナーでは、CD-ROM辞書(日外アソシエーツ発行)から例文や用
 語を抜粋してご紹介します。

 今回は、「CD-専門用語対訳集 電気・電子・情報17万語 英和・和英」
 を取り上げます。(以下「CD-電気・電子・情報17万語」とします。)

 先日、あるインターネット情報サービスのウェブサイトで、通信トラブ
 ルに関する説明が掲載されていました。その中からキーワードをピック
 アップしてみました。以下の用語の英訳を考えてみてください。

 (1) 一定期間の休止

 (2) 耐久性

 (3) ネット攻撃

 英訳はメルマガの終わりでチェックしてくださいね。
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 詳しくは↓をご覧ください
 http://www.tranradar.net/military_terms.html

 〈「軍事用語」営業トピックス〉
 防衛省関係、安全保障関係の業界紙に広告をだしました。その成果か自
 衛隊関係からご注文をいただいております。現場で使っていただき「お
 い、あの用語集はなかなかいいぞ」という声が上がれば・・・。
 これに勝る"広告"はないのですが。
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 ■「サイバー大学」は成功するか?           田村洋一

  新年度、新入学、新学期…4月になると何か新しいことが始まりそう
 な期待、そして少し不安も感じたものでした。特に高校から大学への進
 学では環境が大きく変わり、クラスメイトになる人たちは全国から集ま
 ります。決して広くはない日本でも地域により文化に違いがあることを
 知る好機でもあります。ところが4月1日、クラスメイトの顔が見えない
 大学が開校しました。福岡で設立された私立の「サイバー大学」(以下、
 CyU)です。これはエイプリルフールではなく、真面目な正式名称です…
 念のため。

  CyUは文部科学省の認可を受けた4年制の大学ですが、学校法人ではな
 く株式会社です。つまり、理事長ではなく代表取締役が統括する、会社
 概要のある大学ということになります。通常の意味での学園キャンパス
 はなく、スクーリングもありません。学生は24時間いつでも、どこから
 でも都合のよいときにログインして、インターネット経由で講義を受講
 します。講義はすべて事前に制作されたビデオ教材(つまりWebコンテン
 ツ)で、VOD(video on demand)システムからストリーム配信されます。
 そのため受講者側には500kbps以上の通信速度を確保できるブロードバ
 ンド回線が必要です。また、Windows Media Playerを使用する設計のた
 め、MacやLinuxパソコンからはアクセスできません。これには抵抗を感
 じる人もいることでしょう。

  この種の通信制大学の先行例としてまず思い浮かぶのは英国の「Open
 University (OU)」と、それをモデルにしたと思われる日本の「放送大
 学」です。OUは1971年開校の実績ある総合大学です。生まれたばかりの
 CyUとは格が違いますが、3つのポイントを比較しながらCyUの将来性を
 考えてみたいと思います。

  まず、卒業までにかかる学費。OUの場合、授業料は約10英ポンド/単位
 (point)です。例えば優等学位「BSc (Honours) Computing and Design」
 の課程は360単位なので約3600ポンド=約85万円。「BA (Honours)
 English Language and Literature」でも同じで、この金額には教材費
 など一切が含まれます。一方、CyUの授業料は2万1000円/単位で、卒業
 に必要な124単位では260万4000円となります。これに入学金や教材費等
 が加算され、総額271万円+αとなります。いまのところ奨学金制度は
 ありません。新興のCyUはOUより3倍も高いことになり、OUにネット留学
 して、ときどき英国にスクーリング(residential school)に出かけても
 お釣りが残りそうです。この差を正当化するには極めて質の高い内容と
 充実したサービスを提供する必要がありますが、まだ具体像は見えませ
 ん。

  次に講義資料の一般公開について。2001年以降、MITをはじめ世界の
 多くの大学で「OpenCourseWare (OCW)」の形式で講義資料をWebに無償
 公開する試みが始まっています。日本でも16大学(国連大学を含む)がこ
 れに参加しています。OUでも講義資料とほぼ同等の内容を無償でWeb公
 開しています。Webサイトは「OpenLearn」で、その数は187講座と充実
 しています。一方、CyUの場合、講義資料にアクセスできるのは学生だ
 けで、一般公開の予定はないようです。社会人には、卒業資格は不要で
 も、純粋に学術的関心や知的好奇心から、あるいは知識のリフレッシュ
 の必要から最新の教材にアクセスしたいという需要があり、大学側も社
 会的貢献の見地から無償公開を進めているわけですが、これは研究費の
 確保にもプラスになると思われます。CyUでも講義のオープン化は今後
 の検討課題の一つと考えるべきでしょう。

  最後に履修科目(コース)の構成です。OUには学部の概念はありません
 が、例えば「Humanities: arts, languages, history」分野だけで136
 コース、「Environment」分野では52コースあります。基礎コースに一
 部重複がありますが、OU全体では数えきれず、広範な要求に応えていま
 す。一方、CyUは2学部だけです。予告されていた開校時の科目数は、IT
 総合学部18、世界遺産学部22、共通科目26で合計66科目です。世界遺産
 学部というユニークな学部は、CyUの初代学長で学部長でもあるエジプ
 ト学者・吉村作治氏あればこそですが、IT総合学部との取り合わせはチ
 グハグ感を免れません。ITという実務重視と文化財というアカデミズム
 では想定される受講者のターゲット層が全く異なるのです。前者には即
 戦力となる若手の養成が期待され、しかも各種のeラーニング以上のレ
 ベルが要求されます。後者には熟年層まで含めた幅広い受講者が想定さ
 れ、カルチャースクール以上のもの(例えば学芸員資格の取得)が期待さ
 れます。専門家として言わせてもらうなら、PCによる遠隔学習だけでサ
 ーバの実践的運用のスキルやセンスが養成できるのかどうか疑問です。
 大学の学部を簡単に変更したり廃止したりはできません。ビジネスとし
 ての大学であるCyUのマーケティングが正解だったのかどうか、これか
 ら検証されることになるでしょう。(蛇足ながら、CyUのWebページの使
 い勝手はよくありません。内容の更新も遅れています。CyUの専門分野
 でもあるわけですから、この状況は気になります)

  OUは伝統的にBBCのテレビ放送を活用し、ビデオやDVDを併用してきま
 したが、2008年にはインターネットの本格的利用を開始します。時代の
 趨勢といえそうです。誰でも、どこからでも、自由な時間帯で学習でき
 ることは大いに歓迎されるべきことです。特に身体障害者の方々には朗
 報といえるでしょう。しかし、オープン講座の拡充の流れの中では、授
 業料を払う学生であることの大きなメリットがなければなりません。
 BS/BAの授与と学割だけでなく、電子化された大学図書館への無制限ア
 クセス(特に学会誌)や、学生と関係者で形成するバーチャルなコミュニ
 ティの活性化が成功の鍵となるのではないでしょうか。

 ●注:本文中の数値は2007年4月4日現在。
    為替レートは、1ポンド=約235円。
 ●参考:
 ・サイバー大学:http://www.cyber-u.ac.jp/
 ・Open University:http://www.open.ac.uk/
 ・OpenLearn:http://www.open.ac.uk/openlearn/home.php
 ・OpenCourseWare Consortium:http://ocwconsortium.org./
 ・Japan OCW Consortium (JOCW):http://www.jocw.jp/

 【著者プロフィール】
  田村 洋一(たむら・よういち)
  東京生まれ。幼稚園に入る前からFENを聴いて育った生粋のビートル
  ズ世代。SEとして日米のコンピュータ会社に勤務し業界の栄枯盛衰を
  目の当たりにしてきた。現在はフリーの翻訳者、編集者。自分の眼を
  信じる美術愛好家でもある。

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 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ

 娘が入学することになった高校から、「おすすめ辞書一覧」なるリスト
 が配布されました。辞書は常にそばに置き、どんどん使うべしとのこと。
 国語・古語・漢和・英和は必携。となると、やっぱり今はやりの電子
 (IC)辞書が便利かなと思ったのですが、本人は「紙の辞書がいい」。
 確かに私も紙の方が好きですが、持ち運び等を考えると電子(IC)辞書も
 悪くないと思うのですが。
 そんな中、この4月に入社してきた新人さん、いろいろ勉強中の様子を
 見ると使い込まれた電子(IC)辞書がデスクの上でずっと開かれています。
 聞けば、わからないことがたくさんあるので、これで調べるんです、と
 のこと。そうよね、これならよっこらしょとページを開かなくてもちょ
 いちょいと引けるわけだ。
 電子(IC)辞書と紙の辞書の優劣についてはいろいろな意見がありますが、
 結局は状況に応じて上手に使い分けられるのが良いのでしょう。ま、当
 面はうちにある紙の辞書を使わせ、様子を見て電子(IC)辞書も検討しよ
 うかな、と密かに考えています。

 ということで、携帯に便利・英語上級者も満足の電子(IC)辞書ならコレ!

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 ■ 〜Nichigai Introduction Party〜 <日本語訳>※[]内は分野名
 
 インターネット情報サービスのサイトでは、トラブルの状況と対応が日
 本語と英語で書かれていました。

 英語の文章では、次のように記載されていました。
 (1)downtime,(2)resilience,(3)denial of service attack 

 これらを今度は「CD-電気・電子・情報17万語」で検索してみると、
 以下の訳語がヒットします。

 (1) downtime
    故障時間
    [90IP・情報処理]

 (2) resilience
    強度,障害許容力
    [コンピュータ]

 (3) denial of service
  サービスの妨害
  [コンピュータ][01X0008・セキュリ]

 ※[]内は、典拠と分野名。
 典拠:XX学術→学術用語
       6桁の英数字→JIS用語
       上記以外→その用語が使用されている分野

 ※検索方法: それぞれの英単語を検索キーにして、「前方一致」または
         「後方一致」で検索しています。

 ネットでの情報サービスは便利な反面、トラブルが付きものです。弊社
 もデータベースサービスを提供しているので、決して他人事ではありま
 せん。こうした文書をもとに専門辞書で訳語を確認し、いざというとき
 のための用語集を作っておこうと思います。

 ◇ 「CD-専門用語対訳集 電気・電子・情報17万語 英和・和英」の
  詳細はこちら。
   http://www.tranradar.net/cd-denki17_2.html
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 ■ 後 記

 春です。別れの季節です。ここ数年、家族同士で行き来していた近所の
 パパが札幌単身赴任に旅立ちました。「わびしいウィークリーマンショ
 ン暮らしですよ」といいながら何となくウキウキ。どうやらそのウィー
 クリーマンションがススキノのど真ん中にあるのだとか。大丈夫かメタ
 ボなパパ(他人のことはいえませんが・・・)!
                              (青)
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 なお、バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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