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 ■ 〜Nichigai Introduction Party〜
 ■ 翻訳読書ノート32「イランを語る声」
 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ
 ■ 翻訳業界雑記 第30回 老学生日記
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 ■ 〜Nichigai Introduction Party〜 Please join us!
 「コウビルド英英辞典 改訂第5版」
          &
 「CD-人文社会37万語対訳大辞典
    −ビジネス・経済・政治・法律・教育・文化−」編

 このコーナーでは、CD-ROM辞書から例文や用語を抜粋してご紹介します。

 今回は、「Collins コウビルド英英辞典 改訂第5版」と「CD-人文社
 会37万語対訳大辞典」を取り上げます。
(以下「コウビルド英英辞典」、「CD-人文社会37万語」とします。)

 最近、「不都合な真実」の著者、アル・ゴア氏が出演したテレビ番組を
 いくつか見ました。氏は、地球温暖化により引き起こされている問題を
 "Climate Crisis"(気象危機)と警告しています。シンプルな表現です
 が、とても印象に残りました。

 そこでまず、"climate"の定義を「コウビルド英英辞典」で見てみまし
 ょう。

 1) The climate of a place is the general weather conditions that
 are typical of it.

 2) You can use climate to refer to the general atmosphere or 
 situation somewhere.

 上記の2つの意味に当てはまる用語を「CD-人文社会37万語」で探して
 みました。

 (1) temperate climate

 (2) climate of opinion

 日本語訳はメルマガの終わりでチェックしてくださいね。
                             (一色)
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 ■ 翻訳読書ノート32 「イランを語る声」       北田 敬子

 その取り合わせによって、異質なものの衝突を予感させる題名の本『テ
 ヘランでロリータを読む』(アーザル・ナフィーシー著、市川恵里訳、
 白水社 2006)はイランをめぐる多声的な覚え書きである。英米の近・
 現代小説を読み解く行為を基軸に、「自由な選択」を剥奪された知的な
 人々、とりわけ何重にも規制をかけられた女性たちの懊悩と葛藤がきわ
 めて「文学的」に語られている。だが、記録されるのは辛く重々しい事
 ばかりではない。テヘラン大学を追放されたナフィーシー教授が開く密
 かな読書会に集う若い女性たちの、華やぎや恥じらいに満ちたおしゃべ
 り、互いの嫉妬や牽制、諦観に混じる勇敢な抵抗などが、心の襞の複雑
 さをそのままに克明に描写される。1979年のイスラーム革命を契機に、
 欧米社会の趨勢とは逆さまの「反・解放」へ突き進んだ社会に於いて、
 文学テキストが生きる為の武器にもなり、鏡にもなり、危険物にもなる
 という、元々そのテキストを産みだした国々では既に失われて久しい筈
 の「パワー」を発揮するところを目撃するのは痛快でもある。

 当然のことながら、イランを頑迷な「宗教国家」として単純に弾劾する
 ことを本書は望んでいない。国外に新天地を求めた語り手は、より強く
 祖国の有り様に関心を持ち自身のルーツを意識する。それは、テヘラン
 でこそロリータやギャッツビーが、ディジー・ミラーやジェーン・オー
 スティンの主人公たちが人の想像力を突き動かすように、異郷での祖国
 とのあらたな対話構築を切望する声を本書は響かせている。そして個人
 の尊厳の剥奪を経験した女性たちの秘める、底知れぬ潜在力をナフィー
 シーは世界に示す。

 読み手は個人を封殺する体制がイランにのみ固有のものではないことを
 感じずにいられない。大なり小なり、何処でも今日「不自由」が拡大し
 ているのではないか。さらに、ナフィーシーと、読書会のメンバーの一
 人に『イラン人は神の国イランをどう考えているか』(レイラ・アーザ
 ム・ザンギャネー編、白須英子訳、思草社、 2007)で読者は再会できる。
 ここにはイランをめぐる15編の論考が寄せられているが、うち「テヘラ
 ンでクンデラを読む」でナフィーシーの学生ザルバフィアンは、故意の
 誤訳と当局の修正によって原作とは別物に作り替えられた作品を唯々諾
 々と受け入れる読み手の有り様を描き出している。かつてのわが国の
 「墨塗り、伏せ字」が蘇る。テキストと政治の闘争は、今日も遠い世界
 の話ではない。

 【著者プロフィール】
   北田 敬子(きただ・けいこ)
   東洋学園大学・現代経営学部教授
   東京女子大学英文科卒業後、東京都立大学修士課程英文学専攻修了。
   バージニア大学教育学部にて在外研究。
   専門は英語文学、言語とコミュニケーション
   ホームページURL http://www.kitada.com/keiko/

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 独自の訳語が多い軍事・防衛関係の用語を英和38,718語/和英39,703語
 収録した英和・和英対訳辞典。軍事関係の専門用語はもちろん、一般的
 な単語であっても軍事に特化した訳語を持つものや、関連領域の単語ま
 で幅広く収録。同じ単語でも使われる機関・団体によって訳語が異なる
 場合は、その機関・団体名まで明記。
 
 詳しくは↓をご覧ください
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 ■ 電子辞書SHOPからのお知らせ

 冬のセールには最後まで大勢の方のご来店をいただき、ありがとうござ
 いました。

 ★「CD-ROM 世界大百科事典 第2版」の新版が発売されました
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 百科事典のロングセラーにして当SHOPでも絶大な人気を誇る、平凡社・
 世界大百科のCD-ROM版が「世界大百科事典第2版 & 百科事典マイペデ
 ィアwith現代用語の基礎知識」として新たに発売されました。百科事典
 本体の内容は1998年編集時点のものですが、新しい事項は付録の「マイ
 ペディア&現代用語」でしっかり補完。
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 ★「英和翻訳の原理・技法」増刷版ができました
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 中村保男著「英和翻訳の原理・技法」の増刷が今週納品されました。
 2003年3月に刊行されて以来、翻訳関連・学習者の方々の支持をいただ
 き、めでたく増刷となりました。ベストセラー以外の本はなかなか売れ
 ないと言われていますが、本当にありがたいことです。
 当メルマガでも初版刊行当時、プレゼント&レビュー原稿募集を行い、
 読者の皆様からのレビューを掲載させていただきました(メルマガNo.
 29〜34に掲載)。まだ読んでいらっしゃらない・この本の存在自体をご
 存じなかった方、是非ご一読下さい。

 ◆「英和翻訳の原理・技法」¥3,990 (税込)
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 ◎知的バラエティコラム/本日も、風まかせ(坂本あおい)
  ⇒第28回『貧乏の星』

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 ■ 翻訳業界雑記 第30回 老学生日記          吉野 陽

 某放送局のドラマを連想させるタイトルではありますが、なにも老学生
 たちが通う学校を舞台としたホームドラマではありません。

 今年はいわゆる「団塊の世代」の方々の定年退職が始まる年です。私は
 まだ定年まで先が長いのですが、先日『63歳・東京外語大3年 老学生の
 日記』という本が面白いという評判を耳にし、早速大型書店に足を運び
 ました。

 新書のコーナーに赴くものの、どこの棚を見ても発見できません。あま
 り時間もないので近くの店員に聞いてみると、なんと教育関連のコーナ
 ーにおいてあるとのこと。「なんで教育関連?」と疑問に思いつつも、
 辿り着くや否やインターネットで見かけた表紙を発見。早速数ページを
 読んでみると、これが評判どおりに面白く、気が付けばレジでお金を払
 っていました。

 著者の坂本さんは定年前の58歳の時に急性心筋梗塞で倒れたのがきっか
 けで、第二の人生を真剣に考え始めます。仕事に復帰するものの、退職
 を意識しだし、“奥方殿”に相談したところ「辞めるのは良いが、濡れ
 落ち葉はお断り」という返事。確かに迷惑はかけられないと「暇つぶし」
 「ボケ防止」という不純な動機も加わり、定年前に退職して東京外国語
 大学でポーランドを学ぶことになります。

 この本はそんな坂本さんの学生生活を日記風に書き綴ったものをまとめ
 たもので、若い学生との交流や授業での様子、そして留学生活をユーモ
 アたっぷりに紹介しています。

 できれば具体的なエピソードもご紹介したいところなのですが、Amazon
 で一部だけ読むことができるので、ぜひご覧になってみてください。そ
 の他のエピソードも大変面白いので、どなたでも楽しめると思いますが、
 そろそろ定年後の計画を立てようかとお考えの方に大変参考になるので
 はないかと思います。

 http://www.amazon.co.jp/gp/reader/4902970775/ref=sib_dp_pt/249-2126058-8513915#reader-link

 さて語学に関心はあるけれど、習うだけでなく、何かに活かしたいと思
 われる方もいらっしゃるでしょう。そんな時は「翻訳」を第二の人生の
 選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。「翻訳」という仕事には定年
 がありませんし、常に優秀な翻訳者が不足しています。今まで培ってき
 た知識や経験を翻訳で活かしてみませんか?

 ちなみに翻訳の専門校フェロー・アカデミーでは、50歳以上の方を対象
 にしたシニア割引を実施中です(ちょっと宣伝、お許しを)。

 http://www.fellow-academy.com/fellow/pages/discount/index.jsp

                   (アメリア事務局 吉野 陽)
                http://www.amelia.ne.jp/userTop.do
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 ■ 〜Nichigai Introduction Party〜 <日本語訳>

 "climate"の意味は、気候や気象だけではないのですね。

 (1) temperate climate
    温帯気候〈81学術・地理〉 

 (2) climate of opinion
    世論[ビジネス] 

 日本は、"temperate climate"のはずだけど、昨今の夏は"subtropical
 climate"(亜熱帯気候)になっているような気がします。"Climate 
 crisis"は身近な問題です。 


 ※〈 〉,[ ]内は、分野名。
 ※「CD-人文社会37万語」の検索方法: "climate"をキーにして、全文検
 索すると、161件(英和+和英)ヒットします。

 ◇「CD-人文社会37万語」の詳細はこちら。
 http://www.tranradar.net/cd-jinbun37.html
 ◇「CD-人文社会37万語」のご注文はこちら。
 https://www.tranradar.net/cgi-bin/tran2.cgi?CD-ROM=CD-ROM
 ◇「コウビルド英英辞典 改訂第4版 CD-ROM リソースパック版」の
 詳細はこちら
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◇「コウビルド英英辞典 改訂第5版 書籍版」のご注文はこちら
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 ■後記 「海外」はえらいのか

 ニュース番組のスポーツコーナーは、どの局もまずメージャーに行った
 野球選手の動向を大きく報じます。そしてその後に申し訳程度に国内の
 オープン戦の様子などが報じられます。サッカーも同様です。よくわか
 りませんがヨーロッパ・チャンピオンズリーグなるもののことをもの凄
 く興奮して伝えてくれたりします。スポーツ界以外でもアカデミー賞に
 日本人女優が候補になったと大騒ぎです。なんだかこれってマスコミ人
 の海外コンプレックスの裏返しの様な気がします。そう思うのは私だけ
 でしょうか。
                                (青)
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 または tran@nichigai.co.jp 宛に「配信希望」「配信希望せず」と
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 を教えてあげてください。

 なお、バックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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 ※ 発行人 森本浩介  ※ 編集スタッフ 青木竜馬/竹村雅彦
 【バックナンバー】
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