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■ 使える電子辞書の時代(中)             田村洋一
■ 翻訳読書ノート16                  北田敬子
■ 翻訳業界雑記 第11回                吉野 陽
■ 電子辞書SHOPからのお知らせ
■ 緊急レポート――翻訳権ビジネスの内幕
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営業マンの青木です。
お詫びと訂正です。
前号にて調子に乗ってこんな↓ことを書いたのですが、
> ♪風の中のすばるゥ〜、
> この一節がどこからか聞こえてきた。
> (田口モトロヲ調でお読み下さい...)
「田口トモロヲ」さんの間違えでした。お恥ずかしい限りでございます。
大変申し訳ございませんでした。


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■使える電子辞書の時代(中)  田村洋一

 電子辞書の長所を一言で表せば「ブラックボックス」ということです。
電源を入れれば即座に使用可能となり、使い終われば電源を切るだけで
す。それどころか、カバーを開ければ電源が入り、閉じれば電源が切れ
るという機種も増えました。電子辞書の実体は超小型コンピュータです
が、利用者はQWERTYタイプのキーボード操作以外はコンピュータの知識
を必要とせず、検索ソフトや辞書データを自分でインストールする必要
もありません。専用機であることの強みです。

 他にもいくつか長所があります。ポケットやバッグに入れて持ち歩け
ることは当然として、ハードディスクやCD-ROMドライブのような回転部
品がないので機械的な劣化が少なく、省エネで信頼性が高いこと。また、
メーカーや出版社から見れば、コンテンツが不正コピーされる恐れがな
いことは大きな利点です。利用者から見れば、パソコン用辞書ソフトの
ように単語をクリックするだけで検索したり、コピー&ペーストできな
い不便はありますが…。

 技術的な観点では、パソコンのような文字フォントの制約を受けにく
いことがあげられます。小画面でも読みやすいフォントや発音記号も使
えます。また、他システムとの文字コードの互換性を考慮する必要がな
いので、人名や地名などで使用されるJIS規格外の文字を外字として組み
込むことはパソコンよりずっと容易です。この長所を活かせば「難読人
名・地名辞典」などが実現できますが、現実にはあまり利用されていな
いようで残念です。製品開発が面倒になることを嫌っているのか、ある
いは利用者には見えない組込みOS(オペレーティングシステム)の制約が
あるのでしょう。仮に、電子辞書にTRON系OSの「超漢字」を採用すれば、
あまり一般的ではない漢字を必要とする本格的な漢和辞典(現在の電子辞
書の最大の弱点)、固有名詞の多い歴史年表、仏典(お経など)も容易に搭
載することができ、キリル文字などを含む多言語の文字の扱いも楽にな
ると思われます。

 さて、気になるのは電子辞書の寿命(耐用年数)です。一般に、液晶デ
ィスプレイの寿命は数年と言われ、次第に見えにくくなっていきますが
交換は可能です。キーボードは比較的単純な構造なので丈夫な部品です
が、50個あまりのキーのうち1個が不調になるだけで製品が使えなくなり
ます。携帯電話機のテンキーほど過酷な使い方はされないものの、2〜3
年で買い換える商品でもないので、それなりの耐久性が求められます。
修理すれば…という意見もありそうですが、高度に集積された電子辞書
ではキーボードは基板に一体化されており、(キートップを除き)交換す
ることはできないと思った方がよいでしょう。辞書データ自体は不揮発
性メモリー素子に記憶されており、通常の使い方では破損する可能性は
ほとんどありません。

 電子辞書の利用者の最大の不安は、使い慣れた辞書・事典が、ある日
突然、全てが同時に、使えなくなることです。しかも、そのとき代替品
を入手できる保証はありません。使えなくなる原因は、壊れたり、置き
忘れたり、盗まれたり…と、いろいろです。メーカーによれば、カバー
を閉じた状態では落としても壊れないそうですが、使用中に落とすこと
もあり得ます。実際、私はカメラと電卓でこれをやってしまいました。
世の中にはタクシーにノートパソコンを置き忘れる人もいるくらいです
から、うっかり電子辞書を失くしても不思議ではありません。いずれに
せよ、書籍版の辞書なら被害は1冊で済みますが、電子辞書では一度に
10〜20冊分です。電子辞書への依存度が高いと、これはショック以上の
損失となるでしょう。個人的には、電子辞書だけに頼るのは不安です。

 一方、書籍版の辞書には数十年の寿命があります。私は物持ちの良い
ほうで、ときどき新しい辞書を購入するものの、気に入った辞書は長年
愛用しています。漢和辞典では主な部首は何ページに出ているか暗記し
ています。国語辞典は昭和30年代のものですが、最近では「近代用語辞
典」としての性格を帯びてきました。「現代用語の基礎知識」に代表さ
れる新語の辞書・事典は容易に入手でき、古語辞典も同様です。その中
間、明治から戦前にかけては空白域で、その時代の語彙については当時
の(正確には少し後の)国語辞典に頼るしかありません。今の電子辞書は
10年以上もつとは思えません。書籍版の辞書は電子媒体に形を変えても
単体の辞書として生き残ると思います。ただ、辞書とのつきあい方は変
化して行くことでしょう。

 次回は「理想の電子辞書」について考えます。(つづく)


【著者プロフィール】
 田村 洋一(たむら・よういち)
 東京生まれ。幼稚園に入る前からFENを聴いて育った生粋のビートルズ
 世代。SEとして日米のコンピュータ会社に勤務し業界の栄枯盛衰を目
 の当たりにしてきた。現在はフリーの翻訳者、編集者。自分の眼を信
 じる美術愛好家でもある。


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■ 翻訳読書ノート16                  北田敬子
「象徴の迷宮」

『ダ・ヴィンチ・コード』上・下(ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 角川
書店 2004)に捕らえられて数日を過ごした。読んでいる最中は先を知り
たいという衝動に駆られて他のことは手に付かず、読み終えると角川書
店の専用ホームページ、著者のオフィシャルサイト
(http://www.danbrown.com/)の隅々までを閲覧し、舞台となるルーブル
美術館、ウェストミンスター寺院、ロスリン聖堂、そしてダ・ヴィンチ
の作品画像を飽かず眺め、しばし「ダ・ヴィンチ・フリーク」となって
迷宮をさまよい歩いたと言うほかない。

確かにこれは魅惑的な本だ。キリスト教に詳しくない人間も充分ミステ
リーとして楽しむことは出来るが、もし僅かでもキリスト教に通じ、キ
リスト教文化の歴史に関心を持つ読者であれば、何世紀にも亘って人々
が「信じ込まされてきた」神秘解明という迫真のスリルを味わうことに
なるだろう。その意味では「聖杯」の象徴するものは何かという問いも、
「聖杯探求」の情熱も読み手によって非常に異なるものとなる。

正直なところ、私は象徴の謎解きと追いつ追われつする登場人物たちの
物語に夢中になりながら、彼らの「動揺・驚嘆・感激」に同調できない
冷めたところがあるのを自覚していた。物語の最後に至っても遂に満足
すべきカタルシスを経験したとは言い難いのである。周到な設定とカト
リック教会をめぐる博覧強記の細部構築に圧倒されながらも、人間心理
の複雑さが同じほど書き込まれているとは思えなかった。狂言回しとな
るハーヴァード大学宗教象徴学教授ロバート・ラングドンよりは異形の
殺人者シラスに惹かれたほどだ。

それでも尚、小説という器の可能性に私は目を見張る。如何に優れたも
のであれ象徴解読の学術論文を世界中の一千万人にも及ぶ人々が読むだ
ろうか。物語の中に溶かし込まれた時、キリスト教徒も異教徒も改めて
神秘の前に引き寄せられるとしたら、ことばの提示方法と人心掌握の謎
の幾ばくかが『ダ・ヴィンチ・コード』から見えてくるように思えてな
らない。原書出版から一年余りで日本語訳が出せるその素早さにも敬意
を表しつつ。

【著者プロフィール】
 北田 敬子(きただ・けいこ)
 東洋学園大学・現代経営学部教授
 東京女子大学英文科卒業後、東京都立大学修士課程英文学専攻修了。
 バージニア大学教育学部にて在外研究。
 専門は英語文学、言語とコミュニケーション
 ホームページURL http://www.kitada.com/keiko/


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■ 翻訳業界雑記                     吉野 陽

第11回 翻訳支援ツールの動向

翻訳者にとって作業効率の向上は永遠のテーマです。処理量が増えれば
当然受注量も増えることになり、また効率が上がった分だけ訳文の推敲
や見直しに時間をかけて品質を向上・維持することが可能になります。

そこで注目されるのが、各種の翻訳支援ツール。ここでは便宜上「翻訳
メモリ」「翻訳ソフト」「辞書ツール」の3つに分けてみます。これらに
分類されない映像字幕翻訳支援システムについては連載第2回をご覧くだ
さい。

翻訳メモリは「TRADOS」に代表される過去の訳文を有効活用するツール
です。「TRADOS」以外の製品もTRADOS互換になってケースが多いです。
価格が少々高めですが、「TransAssist」は低価格の翻訳メモリでTRADOS
形式もサポートしています。

翻訳ソフトは、いわゆる機械翻訳ソフトです。簡易に利用できるものか
ら高機能なものまで様々です。また分野ごとに製品を分けているものも
あり、専用の辞書も付属しているようです。機械翻訳の訳文には賛否両
論あるようですが、“機械”と“人間”の作業を切り分けてうまく活用
することで作業効率をアップできます。

辞書ツールは複数の辞書を一括検索したり、クリック1つで単語の意味を
調べたりすることができます。「Babylon Pro」では単位換算もクリック
1つで行えるようになっています。

その他翻訳メモリと辞書ツールの中間に位置する「対訳君」というツー
ルもあります。こちらは翻訳の作業ウィンドウと辞書ウィンドウを備え、
また独自に作成した辞書や対訳集を登録しておき、クリック1つで検索で
きるようになっているツールです。

(アメリア事務局 吉野 陽)


◆さりげなくアメリア
「翻訳支援ツールの殿堂」では各種翻訳支援ツールをまとめてご紹介。
実際の利用者の声も掲載しています。一般の方でも閲覧可能ですので、
是非ご覧ください。

http://www.amelia.ne.jp/user/reading/edifice_top.jsp


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  〜第17回<「お局さま」の巻>です〜


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■ 電子辞書SHOPからのお知らせ――定番辞書のご案内

 「定番」って何でしょう?
 愛用の角川必携国語辞典(大野晋、田中章夫編)で引いてみました。
 「流行に左右されず、いつまでも安定して人気のある商品」とありまし
 た。さすが辞典、うまいこと簡潔に説明してあります。
 そんなわけで、電子辞書SHOPの《定番》をご紹介致します。

 《英和辞典》
 ★リーダーズ+プラスV2 研究社
 27万語の『リーダーズ英和辞典』(第2版)と19万語の『リーダーズ・
 プラス』の本文あわせて46万語=5808ページの全文字データをそっく
 り収録。
>電子辞書SHOP特価\18,900(税込)

 ★ランダムハウス英語辞典 小学館
 最大・最詳の34万5000語を1枚のCD-ROMに収録。信頼度No.1の英和辞典
 に和英機能を新たに追加。
>電子辞書SHOP特価\14,175(税込)

 ★CD-ROM版 ジーニアス英和大辞典 大修館
 大修館のジーニアス辞典シリーズの頂点に立つ待望の大辞典です。収録
 語句は25万5,000。“語法に強いジーニアス”の伝統を引き継ぎ、記述
 主義的な観点から語法解説を一段と強化
>電子辞書SHOP特価\15,120(税込)

 《英英辞典》
 ★コウビルド英英辞典 改訂第4版 CD-ROM リソースパック版
 新聞や雑誌、テレビ、ラジオ、映画、小説など、実際に人々が読んだり
 話したりしている文をデータベースとして蓄え(British National 
 Corpus)、その中から「例文」として適したものを採用
>電子辞書SHOP特価 \5,387(税込)
 
 《ビジネス/技術/専門用語》
 ★CD-ビジネス技術 実用英語大辞典 第4版 日外アソシエーツ
 実際に英語圏で使用された文書や印刷物をもとに、延べ16万件の“生き
 た用例・文例”を抽出し、整理・編集した実用本位の辞典。
>電子辞書SHOP特価\10,395(税込)

 ★CD-180万語対訳大辞典−科学・医学・工学・農学・化学・ビジネス-
 科学・医学・工学・農学・化学・ビジネスなどの分野で実際に使用され
 ている専門用語を収録した対訳辞典です。
>電子辞書SHOP特価\92,610(税込)


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■ 緊急レポート――翻訳権ビジネスの内幕

◆ 新たな試み―TranNet

TranNetブックレビュー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「当社ではエージェントのように、海外の出版社などから書籍の紹介を
受けつけています。で、一方でTranNetは翻訳者オーディションの会社
ですから、この売り込みがあった書籍のブックレビュー用の概要を書い
てみませんか、という募集を会員にかけます。そしてもっとも出来の良
い『レジュメ』を採用し、TranNetブックレビューというメールマガジ
ンに載せ、出版社―編集者に配信しています」(高野社長)。

*ブックレビューの概要
 仮タイトル・著者名・出版社名・原書ページ数・分野に加え、書籍の
 内容を500〜600字程度で表現したもの。
 サンプル⇒http://www.nichigai.co.jp/translator/column/resume.html

「TranNetブックレビュー」は誰もが読めるメールマガジンではない。出
版社―編集者に読者を限定したメルマガである。同誌にはハッキリとこ
う書かれている。「翻訳出版権獲得交渉に関しては、先着順とさせてい
ただきます」。つまり、これは翻訳権ビジネスの見本誌なのである。従っ
て、そこでは当然のことながら、出版社の食指が動くような「レジュメ」
を書くことが求められる。
「『レジュメ』を書くことは翻訳者にとって非常にいい表現力の勉強に
なるはずです。1冊の本を読み、その本の情報を日本語で過不足なく伝
え、しかも商品価値が高まるような『レジュメ』を書かなければならな
いわけですから」(高野社長)ということなのである。
では通常、エージェントから紹介される場合は、この様な「レジュメ」
が付いてくるのであろうか?
「『レジュメ』が付いてくることなんて、そんなことはまずないですね。
原書が1冊送られてきて、エージェントの担当者が口でどんな本か紹介
してくれるぐらいじゃないでしょうか」(近谷次長)。
つまり通常は編集者自らが、「レジュメ」を書くケースが多いのだそうだ。
それを聞くと、「ブックレビューは編集者に喜ばれていましてね」(高
野社長)。という言葉も素直に肯けるのである。

リーディング
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ブックレビューの概要」を書いただけでは、TranNet会員は原稿料をも
らえない。「レジュメ」を書くことはあくまでもトライアルの一環なの
である。
「出版社から照会のあったタイトルは、今度はA4で8枚から10枚程度の
『リーディングレジュメ』というものを作ります。発注は『ブックレビ
ューの概要』を採用した会員にします。もちろん『リーディング』には
原稿料をお支払いしますよ」(近谷次長)。
ここでようやく会員はプロとして原稿料をもらえるのである。
しかし、「リーディングレジュメ」を書いたからといって、翻訳まで任
されるわけではない。
翻訳者デビューはまだ先の話なのである。

*リーディングレジュメ
 サンプル⇒http://www.nichigai.co.jp/translator/column/reading_ex.html

海外版元―翻訳者―国内出版社の環(わ)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最近、TranNetが手がけた本に「疲れすぎて無性にチョコレートが食べた
くなるあなたへ」(中経出版、\1,300、原題:Just Hand Over the 
CHOCOLATE and No One Will Get HURT)というタイトルの本がある。
この少々長い「疲れすぎて・・・」というタイトルは、「ブックレビュ
ーの概要」を書いた会員がつけた仮のタイトルだったそうだ。
ある日「ブックレビュー」にこの本の「レジュメ」が掲載された。それ
を見た版元(中経出版)の女性編集者は一目でこのタイトルが気に入り、
商品化を社内に諮った。そして商品検討に携わった者みなが、この企画
に対して「ピンときた」そうである。
中経出版という出版社は、海外のこの手の書籍を翻訳出版することに長
けているわけではない。しかし、それでも編集者が本にしたいと思い、
編集会議で承認が得られたのである。このプロセスはコネが頼りのやり
方に比べ、透明度が高いといえるのではないだろうか。
TranNetに加入したからといって、翻訳者としての実力がなければ、当然
のことながら出版翻訳の仕事など期待することは出来ない。しかし、実
力のある翻訳者であれば、TranNetの仕組みを使うことによって、いつ読
んでくれるか分からない「企画書」を編集者に送り続ける、といった作
業を続けなくても良いかもしれない。
TranNetは、海外版元―翻訳者―国内出版社の環を分かりやすい形にし、
翻訳権ビジネスの透明度を高めようとしているのである。

                              (青)


『緊急レポート――翻訳権ビジネスの内幕』は、
No.54 で紹介しました、
「翻訳権ビジネスの流れ」
「気に入った作品を自分で翻訳し出版することは可能か?」を含め、
こちら↓で全文を紹介致しております。

 http://www.nichigai.co.jp/translator/column/inside-trans.html


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※ 発行人 森本浩介  ※ 編集スタッフ 青木竜馬/竹村雅彦
※ 編集協力・取材 加藤隆太郎 http://trans.kato.gr.jp/
【バックナンバー】
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