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■ 山岡 洋一『翻訳通信』一般公開記念インタビュー
     翻訳はエリートの仕事なんだ。下に媚びるのはやめようよ
      
                         加藤 隆太郎
■ 第12回JTF翻訳祭に出展のお知らせ
■ 電子辞書SHOP からのお知らせ
■ O.E.D.を引こう!   〈英語になった日本語〉
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■ 山岡 洋一『翻訳通信』一般公開記念インタビュー
     翻訳はエリートの仕事なんだ。下に媚びるのはやめようよ

「翻訳と何か―職業としての翻訳」(日外アソシエーツ刊)「英単語
のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める」(筑摩書房刊)を生
んだ、山岡洋一さんの『翻訳通信』が衣替えをした。

誰でもが読めるメールマガジン形式にし、将来は有料化を目指すと
いう。

ことの真意を確かめるべく4人の男が山岡さんのオフィスに向かった。

↓で全文記事をご覧いただけます。
  http://www.kato.gr.jp/yamaoka2.htm

                     (取材 加藤隆太郎)


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配信停止の手続きは、誠にご面倒ですが tran@nichigai.co.jp 宛に
配信希望せず、とご一報ください。

★友人・知人、親戚・縁者に配信希望の方がいらっしゃる場合
 →http://www.nichigai.co.jp/translator/mail_mag/index.html
をどうか教えてあげてください。


☆プレゼントのお知らせ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『翻訳通信』衣替えを記念して、『翻訳通信』が生んだ名著「翻訳
とは何か―職業としての翻訳」(しかも山岡さんのサイン入り!)を
3名様にプレゼントいたします。奮ってご応募ください。

「翻訳とは何か―職業としての翻訳」
  http://www.nichigai.co.jp/newhp/whats/yamaoka/yamaoka.html

お名前、住所、電話番号、「翻訳とは何か」希望と明記の上、E-mailで
tran@nichigai.co.jp までお申し込みください。

締め切りは、平成14年9月30日とします。尚、当選の発表は商品の発送
をもって代えさせていただきます。

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■ 翻訳通信
 翻訳と読書、文化、言葉の問題を幅広く考える通信
 毎月発行予定 (隔月になる場合あり) 
 発行・執筆  - 山岡洋一

◆定期購読料: 当面は無料
 『翻訳通信』は有料会員制の媒体にする予定。しかし、当面はテスト
 期間として無料。

◆申し込み手続き:
 お申し込みは↓URLより
  http://homepage3.nifty.com/hon-yaku/tsushin/


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★★★『カタカナから引く外国人名綴り方字典』 
            定価(本体3,800円+税) 2002年7月発売

【丁稚 原沢氏の推薦文】

「ベッカムを英語で書いてみて」と言われれば、大抵の日本人なら
『Beckam』と書いてしまうのではないでしょうか(正解は『Beckham』)。
本書は姓・名区別をつけず、カタカナ110,413件、原綴り136,849件
の人名データを収録しています。
インターネット全盛のいま、ちょっとした調べ物にもwebを利用する
人が増えていますが、原綴りを知らなければ母国サイトで調査する
ことはできません。
また、どんなに英語が得意な人でも、カタカナ人名を英訳するには
調査が必要ですが、この字典さえあれば簡単に確認できます。
パソコンの横に置き、あるいは書棚に備え、本書の唯一無二の威力を
ぜひ実感してください。

詳しくはこちら
  → http://www.nichigai.co.jp/translator/katakana1.html


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■ 第12回JTF翻訳祭に出展のお知らせ

昨年に引き続き、日外アソシエーツではJTF翻訳祭に出展いたします。
番頭青木、女中野津による出張実演販売(何を実演?)です。
どうぞ覗いてやって下さい。

◆ 第12回JTF翻訳祭
 ・開催日: 2002年10月10日(木)12:00 開場
 ・会 場: マツダホール(東京都中央区八丁堀1-10-7)
 ・プログラム:
 【パネルディスカッション】「持続可能な翻訳へ」−誰のために、
  何を、どう働いて訳すのか
  (司会)河野弘毅 (パネリスト)山岡洋一(!)ほか
   → http://www.jtf.jp/06.html


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■ 電子辞書SHOPからのお知らせ

◆『CD-ROM 版 ジーニアス英和大辞典』(EPWING)新発売
 大修館のジーニアス辞典シリーズの頂点に立つ大辞典。
 収録語句25万5,000。“語法に強いジーニアス”の伝統を引き継ぎ、
 記述主義的な観点から語法解説を一段と強化しました。
 詳細・ご注文はこちら↓
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◆セイコーの「電子(IC)辞書」販売開始のお知らせ
 電子辞書SHOPなのに「電子辞書」を売っていないのはなぜ?
 という声にお応えし、セイコーインスツルメンツの「電子辞書」
 の特価販売を始めました。本格派キーボードの採用と実用的コン
 テンツでビジネス用途にもお薦めです。
 詳細・ご注文はこちら↓
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「電子辞書、電子辞書って、あ〜ややこしい」(青)
 ↑「・・・誰のせい?」(み)

〈翻訳/語学のためのCD-ROM辞書SHOP〉TranRadar電子辞書SHOP
  → http://www.nichigai.co.jp/translator/


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■ O.E.D.を引こう!   〈英語になった日本語〉

少々古い話題になりますが、日経新聞(2002.1.17)の記事に、英語
辞書の最高峰 Oxford English Dictionary(OED)のオンライン版
に「karoshi(過労死)」という項目が掲載された、とありました。

「日本において働き過ぎが原因で心身ともに消耗して死に至ること」
と定義。説明はさらに続き、「40代から50代の働き盛りの中間管理職
らが過労死の犠牲になっている」「過労によって全身が蝕まれ、心臓
疾患やぜんそくなどを引き起こして死ぬ」とあるそうです。加えて
「(過労死で)自殺する人も多い」としています。

「過労死」というものが日本だけのことではないにせよ、英語圏には
そのような名詞は存在せず、日本語がそのままOEDの見出しに採用
されたのは驚くべきことです。現代日本の、由々しき社会現象を表す
一語が英語の歴史の一頁に刻まれたわけです。

では、このように英語になった日本語は、他にどんなものがあるので
しょうか。

日本語を語源に持つ英単語を一覧したい場合、CD-ROM版やオンライン
版などの電子化された辞書が重宝します。用例や解説中の単語からの
検索など、紙媒体では到底不可能な優れた検索手段を提供してくれます。
ここでは手元の「OED on CD-ROM Ver.3.0」を使ってみます。

まず日本語がOED中でどのように表記されているか確認しましょう。
TOP画面から HELP ボタンをクリック。右欄「Understanding the OED」
の中の「Collation of language names」の項を見てみると、「Jap.」
または「Japanese」という表記であることがわかります。

さあ検索です。SEARCH → ADVANCED SEARCH をクリック。全文検索
画面で、SEARCH FOR "Jap?*" IN "etymology" と指定して、START
SEARCH ボタンを押します。語源にJap 以下任意の文字列が続く単語
を含む項目をワイルドカードで検索するわけです。

すると、合計460項目がリストアップされました(多少「Japheth」等
のゴミも混じっています)。デフォルトではABC順に並んでいますが、
LIST BY "ENTRY DATE" をクリックすると瞬時に初出年代順に並び替え
られます。一番古いものから最新語まで適当にいくつかピックアップ
してみましょう。

  Japan (1577)
  Kuge (公家 1577)
  bonze (坊主 1588)
  katana(刀 1613)
  matsuri(祭り 1727)
  Mikado(御門 1727)
  daimio(大名 1839)
  tycoon(大君 1857)
  ki-mon(鬼門 1871)
  jinrickisha(人力車 1874)
  fusuma(襖 1880)
  Kempeitai(憲兵隊 1947)
  tonarigumi(隣組 1947)
  mama-san(ママさん 1949)
  Zengakuren(全学連 1952)
  pachinko(パチンコ 1953)
  yakitori(焼き鳥 1962)
  gaijin(外人 1963)
  ninjya(忍者 1964)
  shunga(春画 1964)
  shunto(春闘 1967)
  itai-itai(イタイイタイ病 1969)
  teppan-yaki(鉄板焼き 1970)
  ramen(ラーメン 1972)
  karaoke(カラオケ 1979)
  Walkman(ウォークマン 1981)
  kaizen(改善 1985)
  tokkin(特金 1985)
  zaitech(財テク 1986)


どういう基準でこれらの日本語が採用されたのか興味深いですね。
採録語の分野は多岐に渡っています。引用時期もそれぞれ異なり、
その時代を色濃く反映しています。たとえば、1964年の「ninjya」
からは当時の忍者ブームを読み取ることができますね。また、引用
の初期からの綴りや発音の変遷なども記載されています。1940年代
以降は、格闘技関係の語の採録が急激に増えているようです。

  ju-jitsu(柔術 1875)
  harai-goshi(払い腰 1941)
  O-soto-gari(大外刈り 1941)
  yoko-shiho-gatame(横四方固め 1941)
  dojo(道場 1942)
  tai-otoshi(体落とし 1950)
  Shihan(師範 1954)
  waza-ari(技あり 1954)
  ukemi(受け身 1956)
  ippon(一本 1957)
  makiwara(巻藁 1959)
  yokozuna(横綱 1966)
  nunchaku(ヌンチャク 1970)


OED初版(全12巻)は、1928年にジェームズ・マレー博士らが70
年もの歳月を費やして完成させたものです(博士自身は1915年死去)。
マレー博士ら2人の天才の苦闘と悲劇を描いてベストセラーになった
“The Professor and The Madman”(邦訳『博士と狂人』早川書房
1999年)にこの間の詳しい経緯が書かれています。その後、1989年
に、追加分と合わせて第2版(全20巻)が出版されました。

今回、使用した「OED on CD-ROM Ver.3.0」(2002年刊行)は、
第2版と補遺版全3巻に、新語を一部追加収録したものです。一方、
OED Online は、第2版+補遺版全3巻の他に、第3版(未刊)
に収録予定の新語や改訂された語が約1,000語づつ年4回追加され、
上述の「過労死」や「弁当」など新しい項目が掲載されています。

ちなみに第3版の編纂は、1993年からスタートして2010年に完成の
予定だそうです。3,400万ポンド(約60億円)の費用をかけて全面的
な改訂を行う一大プロジェクト。編纂主幹のジョン・シンプソン氏
によると、日本語から生まれた新語も、わかっているだけで650語程
追加収録されるとか。世相を反映して、どんな言葉が集まるか楽しみ
ですね。otaku や hikikomori 、batsuichi などは既に入っているの
でしょうか?


ところで、実は、我らが『斎藤和英』には斎藤秀三郎自ら考案した、
まったく新しい英単語が収録されているのです。流石は英文法の祖!

ばんめ〔番目〕
 何番目 What number?―How manieth? 
 [注意]これは“twentieth,”“thirtieth”にならえる新造語にて
 英語唯一の欠乏を補うもの、未だ辞典の認むところにあらざれば
 これを用いるも用いざるも随意なり。

この「manieth」という新造語は、さすがに天下のOEDにも未収録
でした。マレー博士もビックリですね。


                            (竹)

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【Oxford English Dictionary 2/e on CD-ROM Ver. 3.0 のガイド】
  → http://www.nichigai.co.jp/translator/oed_v3.html

【Oxford English Dictionary Online】※有料です
  → http://dictionary.oed.com/index.html

【斎藤和英大辞典のガイド】
  →http://www.nichigai.co.jp/newhp/whats/saito.html

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■ 後記のつもり

営業マンの青木です。

山岡洋一さんの仕事場にお邪魔しました。駅前のコージーコーナー
で購入したアイスモナカを手に。

その日、エクストランスの河野さんと、仕事場のあるマンションの
下で待ち合わせをしていました。
で、その河野さんが下げている袋を見ると、“コージーコーナー”。

「夏はアイスモナカですよね」と二人で顔を見合わせてしまいました。

実は、今回ご紹介した山岡さんのインタビューは、アイスモナカを
頬ばりながらのものでありました。

「出版社の仲介機能低下は、ホント酷いね」なんて言いながらパクリ。

さて、その山岡さんの「翻訳通信」ですが、私が個人的に一番楽しみ
にしているのが、山岡さんによる名訳の評論です。

取り上げられている名訳は、矢川澄子『不思議の国のアリス』、
小尾芙佐 『アルジャーノンに花束を』、上田公子『推定無罪』など。

そういった翻訳評論を読んでいると、山岡さんの「下に媚びるんじゃ
なくて、イチローのプレーを見せようよ」という言葉が改めて胸に
響いてきます。

                            (青)


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※ 発行人 森本浩介  ※ 編集スタッフ 青木竜馬/竹村雅彦
※ 編集協力・取材 加藤隆太郎 http://trans.kato.gr.jp/
【バックナンバー】
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