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日外アソシエーツでは〈出会い〉を求めています。

どんな〈出会い〉かと申しますと、例えば、長年にわたる翻訳業務
を通じ蓄積された独自の専門用語集や、例文集などを書籍やCD-ROM
辞典として出版したい、という個人あるいは団体の方との〈出会い〉
でございます。

ご興味ある方がいらっしゃいましたら、日外アソシエーツ営業本部
森本までご一報ください。

責任をもって商品検討し、必ずご連絡いたします。

日外アソシエーツ 営業本部 森本浩介
 〒143-8550 東京都大田区大森北1-23-8 第3下川ビル
 TEL. 03-3763-5241 FAX. 03-3764-0845
 sales@nichigai.co.jp


配信停止の手続きは、誠にご面倒ですが tran@nichigai.co.jp 宛に
配信希望せず、とご一報ください。

★友人・知人、親戚・縁者に配信希望の方がいらっしゃる場合
 →http://www.nichigai.co.jp/translator/mail_mag/index.html
をどうか教えてあげてください。

━━━━━     コンテンツ・メニュー     ━━━━━
■ 翻訳者のライフスタイル研究番外編
  −−対談 「翻訳の現実と理想」
■ 異文化の翻訳−−言語以前の問題 (その3)  三谷康之
■ 担当編集者が紹介する−−新刊情報
■ 「カタカナから引く 外国人名綴り方字典」刊行延期のお詫び
■ 新人原沢奮戦記 どてらくないやつ2
■ NEW 斎藤和英大辞典を引こう! その10 正直
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■ 翻訳者のライフスタイル研究番外編
  −−対談 「翻訳の現実と理想」

出席者:河野弘毅(エクストランス代表取締役社長)
    井口耕二(翻訳者、翻訳フォーラムマネージャー)
聞き手:青木(日外アソシエーツ)


某月某日。

男たちが東京の南のはずれ、大田区大森に集まった。
テーマは「翻訳の現実と理想」。
呆れるぐらい、具体性に乏しいテーマである。
だが実はこれには理由がある。

そもそも、「翻訳者のライフスタイル研究」は編集協力者加藤氏の、
「理想の翻訳者像を追い求めていきましょう」という言葉によって
始まった企画であった。

だがしかし、この「理想の翻訳者」という言葉が、インタビューを
重ね、翻訳者たちの苦闘の現実を目の当たりにするに従い、加藤氏
の上に重くのしかかって来るようになってきた、いやそう見えるの
である。

<理想の翻訳者って何?>

<翻訳の世界に成功者っているの?>と。

そこで挙行したのがこの対談である。
翻訳者の理想像とは何か?
では現実に、翻訳を生業にするということはどういうことなのか。

さて、我々は何かを見つけ出すことが出来たのであろうか?


 ↓で全文記事をご覧いただけます。
http://www2.neweb.ne.jp/wd/nichigai/tranradar/lifestyle5-1.html

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■ 異文化の翻訳−−言語以前の問題 (その3)
                         三谷 康之

これまでは玄関ドアの周辺でも、どちらかといえば上の方に気を
とられていましたが、下の方にも目を向けてみましょう。

敷居のすぐ前で、その両脇に置かれてあるものです。一見すると本
立て(bookend)---机上に立てた本が倒れないように左右から挟んで
おくためのもの---を思わせるこしらえで、鉄製の黒塗りになって
います。

神社の狛犬(コマイヌ)よろしく下の石板に通例は一対で固定されて
います。高さは 20 センチ前後といったところですが、その全体の
サイズとデザインは多種多様です。

これは "door-scraper" とも "foot-scraper"とも呼ばれるもので、
訳せば「靴の泥落とし」とでもするしかないかも知れません。

何のこと、いや、何のためにといいますと、それがまさに異文化で
して、土足のままで屋内に入る習慣を持つ国であることを思い起こ
して下さい。

今日とはちがって、道路の舗装が行き届いていなかった時代には特
にそうなのですが、帰宅した家人であれ訪問客であれその家の敷居
をまたぐ前に、先ず靴底にまつわりついている泥を落とす必要があ
ったのです。

つまり、靴をはいたままこれを踏みつける格好で、靴底にこびりつ
いた泥---雨が多い風土も考慮に入れねばなりません---をこすり取り、
かき落としたのです。靴底がじかに触れる部分は、刃物の刃先では
ありませんが、ほんのわずかながら鋭く削ってあって、エッジがつ
いています。

これは文学作品にもしばしば登場します。

例えば、前回にも取り上げた『柳に吹く風』では、モグラとミズネ
ズミが森の雪の中をやっとの思いで進んでゆく時に、モグラの方が
雪に隠れたこれにつまずいて、向こうずねに怪我をしてしまいます
し、『不思議の国のアリス』の「ブタとコショウ」の話では、原文
にこそないものの、ジョン・テニエルのイラストを見ますと、公爵
夫人の館の玄関先にはこれがちゃんと描き込まれています。

もっとも、道路の舗装が改善され益々進展する今日では、この用具
は次第に姿を消しつつあるといわねばなりません。このページでも
スペースの都合上、余りご覧に入れられないのが残念です。デザイ
ンのちがうものをいろいろ撮影してきているのですが...

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真〈様々な"door-scraper"〉

以下のURLで三谷先生ご自身が撮影された、ユニークな"door-scraper" 
の写真がご覧いただけます。

http://www2.neweb.ne.jp/wd/nichigai/tranradar/mitani/mitani6-1.html
http://www2.neweb.ne.jp/wd/nichigai/tranradar/mitani/mitani6-2.html

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■ 異文化の翻訳−−言語以前の問題〈前号までのおさらい〉

◆(その1)"horseshoe"(蹄鉄)
http://www2.neweb.ne.jp/wd/nichigai/tranradar/mitani/mitani4.html

◆(その2)"bell-pull" (ベル・プル)

http://www2.neweb.ne.jp/wd/nichigai/tranradar/mitani/mitani5.html

【著者紹介】
三谷康之(みたに・やすゆき)
東洋女子短期大学教授。
1975〜76まで〈英文学の背景〉の研究調査のため英国にてフィールド・
ワークを行った。
現在、英国文化を解くための重要なファクターである、紅茶に関する
事典を執筆中。

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■ 担当編集者が紹介する−−新刊情報
 
『イギリス紅茶事典―文学にみる食文化』 三谷康之著
 日外アソシエーツ発行 4月刊 予定価\6,600
http://www2.neweb.ne.jp/wd/nichigai/tranradar/mitani/tea1.html

「イギリス紅茶事典―文学にみる食文化」は、当メルマガ「異文化の
翻訳―言語以前の問題」でお馴染みの、三谷康之先生の著書で、紅茶
や、紅茶の時間に登場する様々なものを取り上げています。

写真を掲載する VISUAL KEY と言葉で解説する ENCYCLOPAEDIA から
成り、ENCYCLOPAEDIA では文学作品からの豊富な引用が実例となって
読者を納得させることでしょう。

また、「食べものと料理」についても記述があり、紅茶に限らず広く
イギリスの食文化を扱っています。

ENCYCLOPAEDIA 最初の項目は、Afternoon Tea。

G. ギッシングや H. ジェームズなどの文章が引用されており、それ
ぞれの作家の文章を読むことで、afternoon tea がどのように捉えら
れ、とけ込んできたかを感じることができます。

文学作品を読んで初めて実感として理解されるものもあるかもしれ
ません。

また、これまで読み流していたシーンに実は重要な意味があったと
いう発見があるかもしれません。

単語を日本語にしただけではわからない文化背景を明らかにし、
イギリス文学・文化の理解を助ける、読んでも楽しい事典です。

            (日外アソシエーツ 編集局 寺沢静恵)

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■ 「カタカナから引く 外国人名綴り方字典」刊行延期のお詫び
 
「カタカナから引く 外国人名綴り方字典」の刊行が、当初予定の4月
 から6月に延期となりました。

 現在、先日皆様からお寄せいただいたアンケートの結果及びご意見
 を反映できるよう編集内容を吟味しており、発売は6月となる予定
 です。

 先行きの見通しの甘さを反省するとともに、ご期待いただきました
 皆様に謹んでお詫び申し上げます。

                            (青)

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■ 新人原沢奮戦記 どてらくないやつ2

丁稚の原沢です。

以前、このメルマガで、電子辞書のOS対応について書いたところ、
そういったお問い合わせを、更にたくさんいただきました。

お陰様で、各社の電子辞書がXPやMEに対応しているかどうかの情報
集めに拍車がかかり、以下のページ↓にリストをまとめることが出
来ました。どうぞご覧ください。

 http://www.nichigai.co.jp/translator/faq/d1.html

パソコンのOSを変更したり、電子辞書を新たに購入する時などに、
ご参照いただけたらと思います。

ところで、番頭さんに「“どてらくないやつ”って、どういう意味
ですか?」と尋ねたところ、

「お前は丁稚の分際で、『もーやん』も知らんのか!」と怒られま
した。

更に『もーやん』という新語の登場で、謎は深まるばかりです。

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■「屋号変更」のお知らせ

桜のほころぶこの季節。私共「EPWING電子辞書Shop」もまた、装い
も新たに「TranRadar電子辞書SHOP」と改称いたしました。

TranRadar(トランレーダー)とは、translator と radar の造語。
翻訳関連の有益な情報を集め、翻訳者の皆さまのレーダーとして役
立つポータルサイトを目指します。今後共、ご愛顧の程、よろしく
お願いいたします。
 http://www.nichigai.co.jp/translator/

                            (青)

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■ NEW 斎藤和英大辞典を引こう! その10 正直

ムネオ議員に対する国会の証人喚問中継を見ていたら、そう言えば
かつて昭和の時代にも「一切記憶にございません」と連発していた
オジさんがいたなあと不思議なデジャビュ感に襲われました。時代
が変われども、人間は何ひとつ成長していないようです。私利私欲
への飽くなき情熱。公人として、あまりにも正直さに欠けているの
ではないでしょうか。

「正直」は元々百姓ことばだったそうです。明治後、honesty という
言葉が入ってきた時、ぴったりの対訳語として「正直」が生かされま
した。欧米思想に接することで大いに格の上がった言葉といわれます。
ちなみに、やはり明治後に広く普及した言葉に「友情」がありますが、
こちらは外来語の対訳として成立した日本語なんだそうです。

では、さっそく斎藤和英で「正直」を引いてみましょう。


しょうじき〔正直〕〈名〉(不正なことをせぬ正直)honesty:(偽りを
  言わぬ正直)truthfulness; veracity:(=な) honest; truthful; 
  veracious
◆性根が正直だ He is made of true metal.
◆正直に損無し “Honesty is the best policy.”
◆子どもは正直だ “Children and fools speak the truth.”
◆人は正直に付き合え Deal honestly with all men!
◆お互いに正直に付き合おうじゃないか Let us be honest with
 each other!
◆正直の頭に神宿る God dwells in an honest heart.


「正直」はセイチョク(漢音)とよめば漢語になって、語感や意味
が多少違ってきます。


せいちょく〔正直〕〈名〉Rectitude:(=なる) upright; honest
◆彼は正直だから人に尊敬せられる He is respected owing to
 his rectitude―His rectitude makes him respected.


司馬遼太郎さんがエッセイ『風塵抄』の中で興味深い考察をされ
ています。歴史上、商売が「信」というモラルを生み、「正直」
という美徳が広まったのではないかというものです。江戸期にお
ける「正直」は、為政者よりもむしろ商人や職人など庶民の徳目
であり、高度な商品経済の発展の中で大きく成長していったそう
です。

そして明治22年、日本はついに立憲国家になるわけですが、立憲と
いうのは、国家機関や政治家が正直であることを基礎としており、
実際「日露戦争終了までの明治期の為政者の正直度は、相当な高さ
だった」そうです。

そう言えば、斎藤和英の中にも次のような例文がありました。


わいろ〔賄賂〕
◆日本の官吏は賄賂が利かぬ Japanese officials are proof against
 corruption―above corruption―incorruptible―clean-handed.


今や滑稽でナンセンスなセンテンスに思えてしまうのが、残念です。
段々と黄昏れてきた今日の日本の高度経済社会にあっては、皮肉な
ことに、90年前のアンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』(1911)の
内容が、より世相にマッチし、リアリティを感じさせてくれるよう
です。我が国も欧米の退廃にまで追いついたといったところでしょう
か!?ちなみに『悪魔の辞典』を繙くと、マキコさんの引用で有名
な「伏魔殿」は、次のように説明されています。


PANDEMONIUM,
 n. Literally, the Place of All the Demons. Most of them
 have escaped into politics and finance, and the place is
 now used as a lecture hall by the Audible Reformer. When
 disturbed by his voice the ancient echoes clamor appropriate
 responses most gratifying to his pride of distinction.


"the Audible Reformer" は「声のでかい改革主義者」の意味。なる
ほど、言い得て妙ですねえ。

                            (竹)

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【斎藤和英大辞典のガイド】
  →http://www.nichigai.co.jp/newhp/whats/saito.html

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※ 発行人 森本浩介  ※ 編集スタッフ 青木竜馬/竹村雅彦
※ 編集協力・取材 加藤隆太郎 http://trans.kato.gr.jp/
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