NICHIGAI Introduction Party
  CD-ROM辞書や書籍の中から例文や用語を抜粋してご紹介するコーナーです。
   
  「装いのアーカイブズ−ヨーロッパの宮廷・騎士・農漁民・祝祭・伝統衣装」編
   
  装いのアーカイブズ今回はヨーロッパ文化の調べ物に役立つ書籍のご案内です。文学、映画、コラムやエッセイなどでは、その国の文化的要素がよく比喩として使われますね。訳語はわかったけれど、具体的にどんなもの?と思うことはありませんか。以下は、服装に関する用語です。どんなものか想像してみてください。

(1) bicorne (ヒント:ナポレオンの宮廷衣装)

(2) gambeson (ヒント:十字軍の服装と兵士の甲冑)

(3) slash (ヒント:17世紀のフランス騎士)
   
 
 
<日本語訳>

(1) bicorne (二角帽:ビコルヌ)

【ナポレオンの宮廷衣装】
革命時ころからはやっていた二角帽(ビコルヌ)とよばれる三日月型の帽子は、ナポレオン帝政時代に入っても、よくかぶられた。

(2) gambeson (あいだ着:ガンブソン)

【十字軍の服装と兵士の甲冑】
鎧の下には肌を痛めないように麻屑などを詰めた間着(あいだ着:ガンブソン)を着ている。

(3) slash (スラッシュ)

【17世紀のフランス騎士】
十五世紀末、はじめは兵士服にあらわれた。裂け目のことで、袖や肩の外側の布地に
裂け目を入れ、動きやすくしたことであるが、裂け目のあいだから中に着ているシュミーズ
や鮮やかな裏地がはみ出し、それがかえって装飾として好まれ、勇敢に戦う傭兵の象徴と
なり、当時のモードとなった。

※( )内は日本語名と読み方(筆者記載)です。フランス語読みの場合もあります。
※ 文章は本書からの抜粋です。

◇『装いのアーカイブズ
  −ヨーロッパの宮廷・騎士・農漁民・祝祭・伝統衣装』(平井紀子著)
  2008年5月発行の最新刊です。詳細はこちら

  読んで得する翻訳情報マガジン No.156/2008.5.9(一色)
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